名門リバプールが「“ネクスト三笘”をスカウト」 日本人FWへの関心を英報道「監視し続ける」

リバプールが新たに日本人選手を獲得か【写真:ロイター】
リバプールが新たに日本人選手を獲得か【写真:ロイター】

LASKリンツFW中村敬斗の視察へスカウト派遣と現地メディア注目

 イングランド1部リバプールが、欧州クラブに所属する日本人FWへ関心を示している可能性が浮上した。英メディアはオーストリア1部LASKリンツFW中村敬斗を視察するためスカウトを派遣し、「今後数か月間、彼を監視し続けるだろう」と報じている。

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 近年、プレミアリーグやUEFAチャンピオンズリーグなどで数々のタイトルを獲得してきたリバプールは今季苦戦を強いられ、現在リーグ9位と低迷している。先月29日に行われたFAカップ4回戦ではブライトンに1-2で敗戦。前回大会覇者として臨んだ今大会では4回戦にして早々と姿を消す屈辱を味わった。

 そのFAカップ4回戦では、ブライトンの日本代表MF三笘薫が大活躍。1-1で迎えた後半アディショナルタイムに、エクアドル代表DFペルビス・エストゥピニャンのクロスを受けると空中でボールを浮かせながらフェイントを入れる高技術の決勝ゴールにより、リバプールをFAカップ敗退へと追いやった。

 そうしたなか、リバプール専門メディア「Liverpool.com」は、「リバプールが“ネクスト三苫薫”をスカウト」との見出しで、「日本人アタッカーを見るためにスカウトを送り込む」と指摘している。

 ターゲットとされているのはLASKリンツFW中村で、英紙「デイリー・テレグラフ」のマイク・マクグラス氏のツイートを情報源に、「リバプールとブライトンが今シーズン、中村を見るためにスカウトを派遣し、今後数か月間、彼を監視し続けるだろうと述べている」と伝えた。

 中村は2018年にガンバ大阪入り。翌年に海外移籍を果たし、FCトゥウェンテ(オランダ)、シント=トロイデン(ベルギー)、FCジュニアーズ(オーストリア2部)へのローン移籍を繰り返したのち、昨年夏にオーストリア1部LASKリンツへ完全移籍した。

 加入2年目の今季はシーズン序盤から得点、アシストを積み重ね、ここまで公式戦18試合で11ゴール6アシストをマーク。その活躍ぶりが欧州クラブの目に留まり、昨年11月にはイングランド1部ブライトンが熱視線を送っていることが現地メディアにより伝えられている。

 マクグラス氏によると中村は今冬、ドイツ1部アウグスブルクらの獲得候補になっていたというが、LASKリンツへの残留を決断。果たして今後、イングランド名門へのステップアップ移籍は実現するのか、去就動向に注目が集まる。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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