ブライトンの“補強戦略”は「素晴らしい」 トロサール放出も戦力維持…英メディア注目「三笘薫の番がやってきた」

ブライトンの補強と育成システムに注目【写真:ロイター】
ブライトンの補強と育成システムに注目【写真:ロイター】

次々と伸びしろのある若手の台頭が続く

 イングランド1部ブライトンは今冬の移籍市場で得点源だったベルギー代表MFレアンドロ・トロサールをアーセナルへ放出した。しかし、同じポジションでは日本代表MF三笘薫が躍動しており、その不在を感じさせていない。

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 近年、ブライトンは移籍市場が開くたびに主力選手をビッグクラブに引き抜かれている。2021年夏にはイングランド代表DFベン・ホワイト(→アーセナル)、22年夏にはスペイン代表DFマルク・ククレジャ(→チェルシー)と22年夏にはマリ代表MFイヴ・ビスマ(→トッテナム)、フランス人FWニール・モペイ(→エバートン)がチームを去り、トロサールがそれに続いた格好だ。

 しかし、それによってチームが大崩れすることがないのは強化部の働きによるものだろう。すでに活躍しているビッグネームではなく、伸びしろを残した若手選手を次々と獲得し、レンタルで経験を積ませるなどして着実に育てている。その手法によってエクアドル代表MFモイセス・カイセド、三笘などが頭角を現した。

 英紙「デイリー・メール」は「ブライトンはトロサールの後継者プランを示した」としてブライトンの強化部を手腕を絶賛している。

「ブライトンのリクルートチームは素晴らしい働きをしている。マルク・ククレジャが6000万ポンドでチェルシーへ行った? 問題はない。ペルヴィス・エストゥピニャンを4分の1の値段で手に入れた。ニール・モペイはエバートンへ移籍したが、アイルランドのティーンエイジャー、エヴァン・ファーガソンが昇格してきた。高い評価を受けていたイヴ・ビスマがスパースへ去ってもエクアドルのヤングスター、モイセス・カイセドが台頭してきた。レアンドロ・トロサールをアーセナルに売った後は、日本人ウインガーの三笘薫の番がやってきた」

 最近の活躍によって三笘がアーセナルの補強候補として伝えられるなど、今後も主力選手の退団が相次ぐ可能性もある。しかし、同メディアは「もし三笘がほかのチームに法外な値段で買われたとしても、ウイングには20歳のジェイミー・サルミエントや18歳(実際は19歳)のフリオ・エンシソが控えている」と布石はすでに打たれていると伝えた。

 昨季のプレミアリーグで9位に入ったブライトン。今季も現在6位につけるなど快進撃は続いている。的確な補強と育成システムがその躍進を支えている。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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