「アンリのようにフィニッシュする」 三笘薫の決定力を昨季同僚DFが絶賛「大半の選手は焦ってしまうものだが…」
ユニオンSGのDFバージェスが三笘の才能を評価
イングランド1部ブライトンの日本代表MF三笘薫は、現地時間1月21日に行われたプレミアリーグ第21節のレスター・シティ戦(2-2)で華麗なミドル弾を決めた。昨季ベルギー1部ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ(ユニオンSG)で同僚だったイングランド人DFクリスチャン・バージェスは、フランスの英雄ストライカーを引き合いに出して、三笘のフィニッシュ力を称賛している。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が伝えた。
三笘は2021年夏に川崎フロンターレからブライトンへ完全移籍。その後、ベルギー1部ユニオンSGへレンタルとなり、主力の1人として公式戦29試合に出場して8ゴール4アシストを記録した。
今季はブライトンに復帰し、序盤戦こそベンチスタートだったが、カタール・ワールドカップ(W杯)後はスタメン出場が増えている。
そんな三笘は1月21日に行われたプレミアリーグ第21節のレスター戦の前半27分、ベルギー代表DFティモシー・カスターニュ相手にカットインを仕掛け、ペナルティーエリア手前左から右足を一閃。美しい弧を描いたシュートがゴール右上隅に吸い込まれて、ブライトンに先制点をもたらした。
アーセナルの下部組織出身で、昨季ユニオンSGで同僚だったイングランド人DFバージェスは「スカイ・スポーツ」の取材に対し、三笘のユニオンSGでの最初のトレーニングを回想。「最初の数歩が早すぎてデンマーク人DFヨナス・ベーカー(現シャルルロワ)を圧倒し、彼が優れていることはすぐに分かった。技術が高く、フィジカルでも特性がある」と思ったという。そして、三笘の決定力にも賛辞を送っている。
「彼はティエリ・アンリのようにフィニッシュする。大半の選手は焦ってしまうものだが、緊迫した状況でゴール隅を狙うことに多くの時間を費やしているようだ」
名門アーセナルで活躍し、フランス代表として通算51ゴールを挙げた名ストライカーのアンリを彷彿させるフィニッシュ力だと、バージェスは感嘆していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)