森保監督が警鐘「育成の方々に間違ってほしくない」 日本代表が重視した2大ポイント…「1対1の本質」を強調

日本代表を率いる森保一監督【写真:ロイター】
日本代表を率いる森保一監督【写真:ロイター】

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 日本サッカー協会(JFA)が主催した指導者向けの研修会「第13回フットボールカンファレンス」が1月14日に行われ、日本代表の森保一監督や反町康治技術委員長らが登壇。チーム作りやカタール・ワールドカップ(W杯)などで重視していたポイントを明かした一方、森保監督は「育成の方々に間違ってほしくない」と1対1の本質を改めて強調した。

 研修会ではデータを交えながらカタールW杯などを振り返り、日本代表チームが大事にしていた指標についても説明。「ハイ・インテンシティー」(時速20~25kmのハイスピードランニング/時速25km以上のスプリント)と「コンパクトネス」の2つをポイントに挙げた。

 反町技術委員長はハイ・インテンシティーについて「50メートル9秒以内のスピードをイメージしていただければ」と補足し、映像を見ながら解説を加え、「Jリーグのインテンシティーを上げていただきたい。それが世界につながる第一歩になるんじゃないかという印象を持っています」とコメント。また、森保監督は「コンパクトにすることで相手の嫌がる守備をして我々はボールを奪うことにつなげていく。ボールを奪った瞬間によりパスコースを持てて攻撃につなげていける」と、コンパクトネスの重要性を説いた。

 その一方、森保監督は「ただここで育成の方々に間違ってほしくないと思います」と切り出し、ハイ・インテンシティーやコンパクトネスの前提となる“1対1の局面”について言及。「我々が大切にしていることをお伝えすると1対1の局面で勝っていくということを忘れてはいけないということ。チーム作りのなかでコンパクトさは戦術的に必要な大切なところだと思っていますが、1対1の本質である部分で勝っていける、ロングフィールドであっても個々の局面で勝っていく。個々の強さという部分は持っておきながら、よりハイパフォーマンスをするためにコンパクトさがあるということで考えています。コンパクトの部分でチームが上手く機能しなかった時、最初に立ち返って個々の局面で勝っていくということでW杯は両方を用いて戦いました」と語っていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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