イングランド代表は「最も過大評価されたチーム」 “新興国”にもなめられる“母国”の悲しい現実

地に堕ちた“サッカーの母国”の権威

 イングランドのチェルシーで長く活躍し、バルセロナやモナコ、中国やインドでもプレー経験のあるベテランFWも、ラーゲルベック共同監督の主張に同意していた。その一方で、アイスランドについては「より柔軟」で、イングランド以上に「チームとしての一体感」を見せたとイングランド戦の勝利を振り返った。

 イングランドは大会終了後に成績不振からロイ・ホジソン元監督が辞任。後を継いだサム・アラダイス前監督も英メディアのおとり取材によって不正な金銭授受の契約を結んでいたことが発覚し、就任からわずか67日間で解任されるスキャンダルが発生した。

 大黒柱の主将FWウェイン・ルーニーもマンチェスター・ユナイテッドでレギュラーの座を失いつつあるなど、ネガティブなニュースばかりが続いている。1966年に地元開催のワールドカップで頂点に立って以降、タイトルと縁のない“サッカーの母国”は、新興国のアイスランドからも“過大評価”のレッテルを貼られてしまった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング