フランス代表FWを巡り「シメオネvsコンテ」のバトル勃発? チェルシーが潤沢な資金で強奪か

本人はシメオネ監督に恩義を感じているが…

 コンテ監督は会長に対して「マンチェスター・シティやユナイテッド、アーセナルとも伍するようなサイドバックとセンターバック、中盤、そしてFWを必要としている」と伝えた模様だ。現在所属しているDFブラニスラフ・イバノヴィッチ、MFセスク・ファブレガス、MFオスカル、MFネマニャ・マティッチらに信頼をいまひとつ置いておらず、新戦力と入れ替えようとしているようだ。

 特に前線ではバチュアイ、FWジエゴ・コスタと同クラス以上の選手を探している。今夏にはFWアルバロ・モラタ(レアル・マドリード)、FWロメル・ルカク(エバートン)に狙いを定めたが獲得に失敗。その一方で、クラブはシーズン終了後、グリーズマンに狙いを絞って補強の準備を進めていると記されている。

 シメオネ監督の下で鍛錬を積んだグリーズマンは、規律性と決定力を兼備するアタッカーに急成長。今夏の欧州選手権でもMVPに輝くなどワールドクラスの選手へと変貌を遂げた。

 本人もシメオネ監督への恩義を強く感じているが、世界有数の資金力を持つチェルシー、そしてシメオネ監督に勝るとも劣らぬ闘将コンテ監督の情熱に気持ちが傾いてしまうのか。シメオネ監督もアトレチコとの契約を2年短縮したとの報道があっただけに、今後も注目が集まりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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