スペイン「AS」が注目「素晴らしい後半を終えて日本がドイツを2-1と下した」

　森保一監督率いる日本代表は11月23日、カタール・ワールドカップ（W杯）グループリーグ第1戦でドイツ代表と対戦。1点ビハインドから後半に立て続けに2ゴールを挙げ、2-1で逆転勝利を飾った。スペイン紙「AS」は「ドイツの『ハラキリ』」と報じた。

　試合は前半33分、MFイルカイ・ギュンドアンのPKで先制され、0-1で後半を迎えた日本。危ないシーンを何度も作られた日本だったが、後半から3バックにシフトして反撃に打って出ると、後半30分にMF堂安律、同38分に浅野拓磨の連続ゴールで逆転し、2-1と勝利を挙げて白星スタートを切った。

　W杯優勝経験国のドイツを撃破して金星を手にした日本。一方のドイツはまさかのつまずきとなり、スペイン紙「AS」は「ドイツの『ハラキリ』」と報じている。「前半はドイツがはるかに優勢だったが、素晴らしい後半を終えて日本がドイツを2-1と下し、驚きのチームの仲間入りを果たした」と続けた。

　先制点を献上した日本は、GK権田修一を中心に粘り強い対応を披露。記事では「ドイツはサプライズを望まず、最初の45分間は、素早いコンビネーション、流れるような動き、卓越したサッカーで日本を圧倒した。そしてギュンドアンのPKから1点を取った。後半も同じ展開になるかと思われたが、日本が攻撃的な選手を投入し始めるまでだった。権田が何度もセーブし、ギュンドアンのシュートもポストを叩くなか、日本の攻撃は絶え間ないものになっていく。日本の素晴らしい動きから堂安が1点目を決め、直後には浅野がボックス内でノイアーと1対1となり2点目を決めた。ドイツは同点ゴールを狙ったが、最後まで生まれなかった」と振り返っている。

　日本は27日の第2戦でコスタリカ代表、12月1日の第3戦でスペイン代表と対戦するなか、森保ジャパンの逆転勝利をスペインメディアはセンセーショナルに報じていた。