元中国代表MFチェン・ビンビン、J3出場なしの日本挑戦に母国反応 「何をしに行ったのだ?」

今夏、カターレ富山に移籍をしたチェン・ビンビン【写真:(C)KATALLER TOYAMA】
今夏、カターレ富山に移籍をしたチェン・ビンビン【写真:(C)KATALLER TOYAMA】

中国1部・上海海港からレンタル移籍もJ3で出場なし

 元中国代表MF陳彬彬(チェン・ビンビン)は今年8月、中国1部・上海海港からJ3リーグのカターレ富山にレンタル移籍した。

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 2020年のU-23アジアカップではU-23中国代表の主将を務めた左MFで、A代表でも1試合プレー。中国国内では知名度がある選手だが、過去2年間は出番が減少し、今季は2試合途中出場(計13分間)と低迷していた。そんなチェン・ビンビンが出番を得るためレンタル移籍を決断することに不思議はないが、日本の3部にあたるリーグを選んだのは驚きをもって報じられた。国外移籍とはいえ、日本の3部なら中国の2部に行ったほうがいいのでは、と疑問視する声も多かった。

 それから3か月、J3リーグは11月20日に最終節を終えた。富山はJ2昇格を逃したが、結局チェン・ビンビンは第27節SC相模原戦(1-0)に1回ベンチ入りしたのみで、ピッチに立つことはなかった。仮にも元代表選手が日本の3部で、1秒も出場機会を得られなかったのだ。

 中国版ツイッターの「微博(Weibo)」でフォロワー3万4000人を抱えるアカウント「中超球评君」は、「加入後、陳(チェン・ビンビン)は何度か日本メディアの取材を受け、クラブや当地の美食を賛美するコメントをし、試合の宣伝用ビラ配りを手伝ったが、結局試合に出場することはなかった」とクラブに対する不満を述べている。

 コメント欄も「中国サッカーのレベル低下を表している」と冷静な意見もあったが、多くは「何をしに行ったのだ?」「屈辱的だ」といった論調だ。

 単純に実力不足か、コンディションやコミュニケーション面の問題か、あるいはチームが戦力として欲していた選手ではなかったのか、、真相は分からない。

 いずれにせよ、チェン・ビンビンのレンタルは年内までで、この起用状況から富山側もチェン・ビンビン側もレンタルを継続する可能性は極めて低い。チェン・ビンビンの富山での挑戦は失敗に終わったことは確かだ。

 Jリーグで中国人選手の成功例は少なく、ガンバ大阪に在籍した賈秀全(ジャ・シュチュエン)、富山とアビスパ福岡に在籍した高准翼(ガオ・ジュンイー)以外は公式戦出場すらままならない状態だ。チェン・ビンビンの失敗にめげず、今後またJリーグに挑戦する中国人選手が出現し、成功することが期待される。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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