【W杯】開催国カタール撃破のエクアドル、途中交代のエースは「プレー可能」 指揮官が明言

エクアドルを率いるクスタボ・アルファロ監督【写真:ロイター】
エクアドルを率いるクスタボ・アルファロ監督【写真:ロイター】

カタールに2-0勝利 2得点のバレンシアは後半途中に交代

 エクアドル代表は現地時間11月20日のカタール・ワールドカップ(W杯)本大会の開幕戦で、開催国カタール代表を2-0で撃破。試合中に膝を痛めたことが懸念される2得点のエースFWエネル・バレンシアについて、グスタボ・アルファロ監督は次戦の出場に問題ないとコメントしている。

 バレンシアは前半3分にゴール前での混戦からヘディングシュートを決めるも、直前のプレーが際どいオフサイドと判定されて幻のゴールになった。しかし、前半16分に自らの突破で得たPKを冷静に決めると、前半31分には右からのクロスに完璧なヘディングシュートを決めてチームに勝利をもたらした。

 しかし、前半終了間際にバレンシアは相手選手との接触でひざを痛め、後半途中で交代。痛そうな表情もあり、後半はやや運動量をセーブしていた感もあっただけに不安視された。

 このバレンシアについて国際サッカー連盟(FIFA)は公式サイトでアルファロ監督が「エネルはオランダ戦でもプレーするだろう。そこに全く疑いはない」とコメントしたことを公開している。

 また、試合について指揮官は「偉大な勝利だ。普通、W杯の初戦は普段以上のプレッシャーが掛かり、必要以上にテンションが上がるもの。そのようなプレッシャーがあることは承知していた。この大会の中でも最も若いチームなのだから。最も重要なのは勝利することだった。望んだようなプレーもできた。喜びの絶頂ということではないが、成し遂げたことによって十分な落ち着きを得た。ベスト16に入ろうと思えば、然るべき改善をしていかなくてはいけない」と振り返っている。

 エクアドルは9月に国際親善試合で日本代表と対戦し、0-0の引き分けながら局面の強度や技術の高さから、南米予選を勝ち抜いて本大会に進出したチームの強さを見せていた。この本大会では欧州の強豪オランダとアフリカ王者セネガルが同居するグループに入っているが、ブラジルやアルゼンチンからも引き分けをもぎ取ったしぶとさを持ち合わせるだけに、ダークホースの一つになるかもしれない。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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