20周年を迎えるアーセナルのベンゲル体制は今季で終焉? 後任は38歳の青年監督か

英紙報じる 10月1日で節目を迎える異例の長期政権

 アーセナルで長期政権を築いているアーセン・ベンゲル監督にとって、今季がラストシーズンになる可能性が浮上している。英紙「デイリー・スター」が、後任として浮上している存在と合わせて報じている。

 ベンゲル監督に対し、クラブは契約が切れる来年6月末、つまり今季限りでの契約満了を決断したという。10月には67歳になるベンゲル監督は、1996年10月1日にアーセナルと契約を結んだ。あと1週間ほどで、ちょうど20年になる異例の長期政権だ。

 しかし、常に強豪と言われ続けながらも、その間のプレミアリーグ制覇は3回。そして何よりもUEFAチャンピオンズリーグのタイトルを一度も獲得していないことが、ベンゲル監督の大きな引け目ではある。特に、一時はスタジアム建設費に予算を圧迫されたこともあるが、堅実経営路線と言われ、ビッグネームよりも将来性を重視した移籍市場の動きもまたサポーターのフラストレーションの対象になることがあった。最近ではスタンドから、「金を使え!」というチャントが沸き起こったのも事実だ。

 同紙によると、すでに後任として現在ボーンマスを率いている38歳の新進気鋭の指導者であるエディ・ハウ監督にターゲットを定めているという。2度目の就任となった2012-13シーズンには3部相当だったクラブを鍛え上げ、現在はクラブ史上初となるプレミアリーグで2年目の戦いに臨んでいる。

 

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