元日本代表DF市川大祐氏が前半9分の柴崎のパスを評価

　森保一監督率いる日本代表は11月17日、カタール・ワールドカップ（W杯）前最後の強化試合でカナダ代表と対戦。前半9分にMF柴崎岳（レガネス）のパスからMF相馬勇紀（名古屋グランパス）が先制ゴールを決め、「ニコニコ生放送」でカナダ戦を分析配信している元日本代表DF市川大祐氏は「縦パスの質が柴崎のいいところ」と評価している。

　森保監督は前日会見でDF板倉滉（ボルシアMG）、MF田中碧（デュッセルドルフ）、FW浅野拓磨（ボーフム）と故障明けの選手を起用することを明言。そのほか、MF久保建英（レアル・ソシエダ）、MF相馬勇紀（名古屋グランパス）、MF南野拓実（ASモナコ）、柴崎らをピッチに送り込んだ。

　そのなかで、日本は前半9分、柴崎が敵陣で前線へ絶妙な浮き球のスルーパスを供給。ペナルティーエリア内に走り込んだ相馬が、右足のシュートでわずかに触れてコースを変え、ボールはそのままゴールに吸い込まれて幸先良く先制に成功した。

　現役時代に清水エスパルスなどで活躍し、2002年の日韓W杯にも出場した元日本代表DF市川氏はプロサッカーアナリストの杉崎健氏と「ニコニコ生放送」でカナダ戦を分析。相馬のゴールを演出したボランチの柴崎について「パス1本の質ですよね。縦パスの質が柴崎のいいところ。柴崎にそこまでプレッシャーがかかっていなかった。ノープレッシャーならああいったプレーも見せられますよね」と高く評価していた。