J1“データ”ベストイレブンに川崎から最多5人選出 平均タックル&アシスト1位が中盤に鎮座

データ会社「オプタ」が独自のベストイレブンを発表【写真:Getty Images】
データ会社「オプタ」が独自のベストイレブンを発表【写真:Getty Images】

2位・川崎から最多5人 優勝した横浜FMからは2人の選出に

 今季のJ1リーグで活躍したチームや選手、監督を表彰する「2022 Jリーグアウォーズ」が11月7日に開催され、ベストイレブンが選出。データ会社「オプタ」でも同じJ1リーグの2022年シーズンのベストイレブンを独自に選んで発表した。

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「2022 Jリーグアウォーズ」で発表されている11人は、GK高丘陽平(横浜FM/初受賞)、DFは谷口彰悟(川崎/4回目)、山根視来(川崎/3回目)、岩田智輝(横浜FM/初)、小池龍太(横浜FM/初)の4人。MFは家長昭博(川崎/4回目)、脇坂泰斗(川崎/2回目)、水沼宏太(横浜FM/初)の3人が受賞し、FWはマルシーニョ(川崎/初)、エウベル(横浜FM/初)の助っ人が揃った。

 一方、データ会社「オプタ」のベストイレブンは、まずGKに京都サンガF.C.の上福元直人を選出。上福元は今季J1リーグで3位のセーブ数「95」を誇る。その上を行くのがジュビロ磐田の三浦龍輝(セーブ数「97」)、清水エスパルスGK権田修一(セーブ数「111」)となっている。

 DF陣には小池(横浜FM)、谷口(川崎)、山根(川崎)のアウォーズと同様の3人に加えて浦和レッズDFアレクサンダー・ショルツを選出した。浦和は9位と振るわなかったものの、失点数はリーグ最少から数えて5位タイ。そのなかでの安定したパフォーマンスがデータに表れたようだ。

 MFでは脇坂に加え、橘田健人(川崎)と野津田岳人(サンフレッチェ広島)が選出されている。橘田は1試合平均敵陣パス数が「34.9」で2位、1試合平均インターセプトが「0.9」で2位と、攻守の中心を担う中盤の選手として高い数値を記録。野津田も1試合平均タックル数「3.7」で1位、アシスト数「9」で1位と、攻守両面で存在感を発揮していたことが数字からも読み取れる。

 FWには“本家”にも選ばれた家長、エウベルと並ぶなか、中央には得点王のチアゴ・サンタナ(清水エスパルス)を選出。当然ながら得点数は1位で、さらに1試合平均シュート数が「2.7」で5位、アシスト数も「6」で9位につけており、まさに清水の攻撃を牽引する存在だった。

 2位・川崎から最多の5人が選ばれた一方、優勝した横浜FMからは小池とエウベルの2人のみとなった「オプタ」によるJ1ベストイレブン。データが全てではないが、新しい角度からシーズンを振り返る一助になってくれるだろう。

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