浦和、最終戦で福岡と1-1のドロー DF岩波が豪快ミドル弾も…今季15試合目の引き分けに
福岡は14位フィニッシュでJ1残留を果たす
浦和レッズは11月5日のJ1リーグ最終節でアビスパ福岡をホームに迎え撃ち1-1の引き分け。今季を象徴するような勝ち切れない試合でシーズンを締めくくることになった。
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浦和はすでに今季限りでリカルド・ロドリゲス監督の退任が決定。日本代表DF酒井宏樹の累積警告による出場停止という事情はあったが、前日のオンライン会見で予告していた通り8月のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメントを勝ち抜いた時のシステムとメンバーを可能な限り起用するスタメンになった。
一方の福岡はJ2へ自動降格する17位になる可能性はないものの、勝利以外の結果では他会場次第でJ1参入プレーオフ出場の16位に順位を落とす可能性を秘めた中でのキックオフになった。
立ち上がりから5バックの福岡に対して浦和が長い時間ボールを保持する展開になった。福岡の最終ラインと中盤の間で選手とボールが出入りしながら揺さぶったものの、決定的な突破には至らず。一方で、福岡も有効なカウンターを見せる場面はほとんど作れずに膠着した前半を0-0で終えた。
浦和は後半からDF馬渡和彰をMF松崎快に代える選手交代で3カ所のポジションを変更して目先を変えた。すると後半11分、押し込んだ攻撃のセカンドボールを拾ったDF岩波拓也が無回転キックで豪快なロングシュート。これがクロスバーをかすめてゴールに吸い込まれ、浦和が1-0と先制した。
プレッシャーの掛かる状況になった福岡は直後の後半15分、右サイドからDF湯澤聖人がシンプルなアーリークロスを入れると、ニアサイドに走り込んだMFフアンマ・デルガドがヘディングで合わせるダイナミックな形で1-1の同点に追いついた。
浦和は後半23分にMFダヴィド・モーベルグを投入して個で違いを生み出せるポイントを作りにかかったが、リズムは上がり切らず。このまま1-1で引き分けて浦和は34試合のリーグ戦で15試合目の引き分けと、勝ち切れないゲームで最終戦を終えた。
一方で、この引き分けで勝ち点38とした福岡は他会場の結果を待つことになったものの、16位以下に落ちることなく何とかJ1残留を果たして今季を終えた。