カタールW杯への出場が“危機的” 怪我と闘う各国スターの動向を英特集、スペイン代表で危ぶまれる2選手は?

本大会が間近に迫る中、各国主力選手のコンディションに注目が(写真はイメージです)【写真:Getty Images】
本大会が間近に迫る中、各国主力選手のコンディションに注目が(写真はイメージです)【写真:Getty Images】

負傷により本大会出場が絶望的、あるいは危ぶまれている選手に注目

 カタール・ワールドカップ(W杯)開幕が迫っているなか、負傷により本大会出場が絶望的、あるいは危ぶまれている選手たちがいる。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が怪我と闘うビッグネームの状況を特集している。

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 複数の主力を欠いて戦うことになりそうなのが前回王者フランス代表だ。MFポール・ポグバ(ユベントス)は右膝半月板の負傷によって今季は公式戦出場がないなかで、9月に手術に踏み切った。出場の望みはわずかにあったが、10月31日に代理人のラファエラ・ピメンタ氏が「(W杯に)参加できないだろう」と明かした。さらに10月にハムストリングの手術を受けたMFエンゴロ・カンテ(チェルシー)も欠場が確実となっている。

 フランスではほかにもチェルシーのDFウェズレイ・フォファナの復帰はW杯後と見られ、メンバー入りの可能性は低い。10月22日のチェルシー戦でハムストリングを負傷したDFラファエル・ヴァラン(マンチェスター・ユナイテッド)は全治3週間の診断で本大会までには間に合いそうだが、コンディションには不安が残りそうだ。

左足の内転筋を痛めていたDFリュカ・エルナンデス(バイエルン・ミュンヘン)も10月31日のトレーニングでようやく復帰したばかり。一方、9月に右膝じん帯を損傷したMFブバカル・カマラ(アストン・ビラ)は当初出場が絶望と言われていたが、予想以上のスピードで回復しており出場に望みが生まれている。

 サッカーの母国イングランドではアーセナルで背番号10を背負うMFエミール・スミス・ロウがそけい部の怪我により12月まで戦線離脱中で欠場は確実。直近のプレミアリーグで負傷交代したFWブカヨ・サカ(アーセナル)は怪我の状態の診断を待っている状況で、膝を負傷中のDFリース・ジェームズ(チェルシー)のほか、MFカルバン・フィリップスとDFカイル・ウォーカー(ともにマンチェスター・シティ)も欠場の可能性が危惧されている。

 ポルトガルではすでに3人の選手の欠場が決定。FWディオゴ・ジョッタ(リバプール)はふくらはぎを負傷し、自身のSNSでもW杯を欠場することを明かしている。そのほかFWペドロ・ネト(ウォルバーハンプトン)が足首じん帯損傷、DFリカルド・ペレイラ(レスター・シティ)がアキレス腱断裂によりW杯には不参加となる。

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