ブライトン三笘の先発起用は「正当と証明」 超絶ドリブル→パスで初アシスト、チェルシー撃破の活躍に現地高評価

先制点を演出したブライトンMF三笘薫【写真:Getty Images】
先制点を演出したブライトンMF三笘薫【写真:Getty Images】

怪我から3試合ぶりに復帰しスタメン抜擢、前半5分にトロサールの先制弾をお膳立て

 イングランド1部ブライトンの日本代表FW三笘薫は10月29日のプレミアリーグ第14節チェルシー戦で初スタメン&初アシストを記録で4-1の勝利に貢献した。後半28分に途中交代したなか、現地メディアもその活躍ぶりを高く評価している。

 本拠地にチェルシーを迎えたブライトンは前半5分に先制に成功する。ピッチ中央でボール持った三笘がドリブルで3人を引き付けてペナルティーエリア内へ侵入し、中央へラストパスを供給。これを受けたFWレアンドロ・トロサールが巧みに流し込みネットを揺らした。三笘にはこれで今季初アシストが記録された。

 その後、ブライトンは2つのオウンゴールでリードを広げ、前半を3-0で折り返した。後半に入り立ち上がり3分、FWカイ・ハフェルツのゴールで点差を縮められるなどチェルシーに試合の主導権を握られたが、粘り強く守ってそれ以上の反撃は許さず。終了間際にはMFパスカル・グロスがダメ押しの4点目を奪った。

 三笘は今月14日のブレントフォード戦(0-2)で右足を負傷し、ここ2試合を欠場。3戦ぶりの復帰となったこの試合でのパフォーマンスに対し、地元メディア「Sussex Live」の採点は10点満点中の7点で、次のような寸評がつけられた。

「プレミアリーグで初先発。スピード、プレッシング、トリックでチェルシーのバックラインを脅かし、先発起用が正当であることを証明した。試合が進むにつれて失速したが、称賛に値するパフォーマンスだった」

 後半はチェルシー側にうまく対応されたことでチャンスに絡む場面は減ったが、得点に絡んだことを含めインパクトは残した。これまではジョーカーとして起用されていた三笘だが、スタメンでも持ち味を発揮できることを十分に示したと言えるだろう。

 強豪チェルシーを撃破したこともあり、チーム全体的に評価は高く、先制点のトロサールとDFルイス・ダンクの2人チーム最高の9点。次いでGKロベルト・サンチェスら7選手が8点。三笘ら4選手が7点だった。

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