アーセナル、熾烈な左SB争いに英注目 「ジンチェンコと冨安の下に置いておくにはいい選手すぎる」と評した“3番手”は?

アーセナルの左SBをめぐるポジション争いに英メディアが注目【写真:Getty Images】
アーセナルの左SBをめぐるポジション争いに英メディアが注目【写真:Getty Images】

出場機会が減少のティアニーに言及

 イングランド1部アーセナルのミケル・アルテタ監督は、直近のプレミアリーグ3試合で左サイドバック(SB)として日本代表DF冨安健洋をスタメン起用している。これにより、昨季までファーストチョイスだったスコットランド代表DFキーラン・ティアニーの出場機会が減少している。英メディアは「ジンチェンコと冨安の下に置いておくにはいい選手すぎる」とティアニーの現状に注目した。

 今季のアーセナルはベン・ホワイトと冨安、新加入のウクライナ代表MFオレクサンドル・ジンチェンコとティアニーとレギュラークラスの実力者を両サイドに2人ずつ擁している。開幕からスタメンを張ったのはホワイトとジンチェンコだったが、ジンチェンコの負傷離脱の後に左サイドで起用されたのは冨安だった。

 プレミアリーグ第10節のリバプール戦(3-2)で冨安は今季初先発。以降、第11節リーズ・ユナイテッド戦(1-0)、第13節サウサンプトン戦(1-1)と3試合連続で冨安が左サイドで起用されており、ティアニーはベンチスタートが続いている。

 英メディア「HITC」は「ジンチェンコの欠場により、ティアニーにはプレミアリーグで多くの出場機会が与えられると期待されていた。しかし、アルテタは右SBの冨安健洋をジンチェンコの代役として使っている」とティアニーの序列が低下している現状に触れ、次のように伝えている。

「2019年に2500万ポンド(約42億円)で加入した元セルティックの左SBは自分の将来について考えるべきなのかもしれない。ジンチェンコはまもなく復帰するだろう。ティアニーはこのまま3番手として残りのシーズンを過ごしていいのだろうか? この25歳は、ジンチェンコと冨安の下として置いておくにはあまりにいい選手すぎる。(来年)1月が近づき、冬の移籍市場が開くまでに状況が変わらなければ、このスコットランド人は今後の選択肢について検討することになるかもしれない」

 アルテタ監督が冨安を左サイドに抜擢したリバプール戦のあと、ティアニーは英衛星放送「スカイ・スポーツ」のインタビューで冨安の活躍を称賛したうえで、「今シーズンは新しい感覚だ。今は学んでいるところ。残念ながらあまり多くプレーしていないが、プレーできることに感謝している。チームのために精一杯取り組んでいる」とレギュラー復帰に向けての意気込みを明かしていた。

 報道はやや過熱気味ですぐに去就問題に発展するというのは時期尚早にも感じるが、ティアニーほどの選手がベンチに座る状況は確かに驚きだ。裏を返せば、それだけ冨安がアルテタ監督から信頼されているとも言えるだろう。

 名門セルティックで育ち、アーセナルでも次期キャプテンとも目されるなど不動の存在だったティアニーにとって、本職ではない冨安にポジションを奪われる形でのスタメン落ちは不本意な状況だろう。定位置に向けて心の中では闘志を燃やしているはずだ。アーセナルで勃発している熾烈なSBのポジション争いの行方は今後も注目ポイントとなりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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