アーセナルの“充実&懸念”ポジションは? 英特集、冨安健洋ら擁するサイドバック「楽観的エリア」と評価

好調なアーセナル【写真:ロイター】
好調なアーセナル【写真:ロイター】

プレミアリーグ首位に立つ好調“ガナーズ”の戦力に現地注目

 イングランド1部アーセナルは今季プレミアリーグ開幕10試合で9勝を挙げ、王者マンチェスター・シティを抑えて首位に立っている。英衛星放送「スカイ・スポーツ」は好調のチームの戦力を分析。日本代表DF冨安健洋らを擁する充実のサイドバックについては「楽観的なエリア」と高く評価した。

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 サイドバックのポジションといえば、アーセナルにとっては長らく選手層の薄いアキレス腱とも言えるポジションだった。昨季はイタリア1部ボローニャから加入した冨安とスコットランド代表DFキーラン・ティアニーがそれぞれレギュラーに定着したが、2人とも負傷に苦しんだこともあり、最終的には再び補強の必要性が叫ばれることになった。

 今季も冨安とティアニーがコンディションの問題から出遅れることになったが、右サイドはセンターバックからコンバートされたイングランド代表DFベン・ホワイト、左サイドはマンチェスター・シティから獲得したウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコがレギュラーに定着。スタートダッシュを支えた。その後、代表戦でジンチェンコが負傷したものの、冨安とティアニーが戦線に復帰したことで事なきを得ている。

「スカイ・スポーツ」は「ガナーズはプレミアリーグに挑戦するのに十分な戦力を持っているのか?」と特集。「最も懸念される」ポジションはそれぞれガーナ代表MFトーマス・パーティとイングランド代表FWブカヨ・サカへの依存度が大きい中盤センターと右ウイングとされている一方で、「楽観的なエリア」として挙がっているのがサイドバックだ。

「アーセナルはフルバックに豊富なオプションを持っている。ティアニーの不在に苦しんだ昨シーズンのようなことが繰り返されることはないだろう。右サイドはホワイトがオプションとして登場したことで冨安の出場時間を適切に管理できるようになり、セドリック・ソアレスを追加のバックアップにすることができる。左サイドはジンチェンコの獲得によってティアニーが出場時間を分け合うことになったが、冨安とソアレスも必要に応じて逆サイドをカバーする経験を積んでいる」

 ホワイトが右サイドで好調を維持。その影響でベンチスタートが多かった冨安もUEFAヨーロッパリーグを中心に出場機会を増やしており、最近では左サイドバックとしても起用されている。2人はプレミアリーグでも屈指の攻撃的サイドバックとして評価されるレベルの選手だ。

 両サイドに2人ずつレギュラークラスを抱え、さらにセドリックという経験豊富な選手まで控える盤石の体制。快進撃を続けるアーセナルの中で、サイドバックは最も充実しているセクションと言えそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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