第101回高校サッカー選手権の応援歌、Saucy Dogの「現在を生きるのだ。」に決定! 込めたメッセージ、高校生たちへの思いとは?

応援歌を歌うSaucy Dog【写真提供:日本テレビ】
応援歌を歌うSaucy Dog【写真提供:日本テレビ】

高校生たちに向けて、「自分たちが経験した青春を書いた」という楽曲を製作

 12月28日に開幕する第101回全国高校サッカー選手権大会の応援歌が、Saucy Dogの「現在(いま)を生きるのだ。」に決まった。決勝は2023年1月9日に行われる。

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 Saucy Dogは、石原慎也、秋澤和貴、せとゆいかによる、等身大の感情を描いた歌詞と心を揺さぶる洗練されたメロディ、ボーカル/ギターの石原の印象的なハイトーンボイスが魅力の3ピースギターロックバンド。代表曲「いつか」や「シンデレラボーイ」はストリーミングの累計再生回数2億回を突破するなど、若い世代から絶大な支持を集めている。今回、高校サッカーにすべてを懸ける高校生たちに向けて、「自分たちが経験した青春を書いた」という楽曲「現在(いま)を生きるのだ。」を制作した。

■「Saucy Dog」 からのコメント

――応援歌のオファーを受けて。
(石原)正直不安のほうが大きかったんですが、Saucy Dogらしい応援歌、Saucy Dogだから歌える応援歌を作ってほしい、というお話だったので、僕らしく、書いてみました。

(せと) 高校サッカーというと、「青春」という感じがして、自分たちに高校生の皆さんの青春の時間を背負えるのか、という気持ちもありました。それでもやっぱり率直にすごく嬉しかったです。

(秋澤)仲のいい友達が、高校生の時にサッカー部のキャプテンをやっていて、その練習の大変さを見たり聞いたりしていたので、そういう大きな舞台に立つ皆さんに向けての曲を作れる、というのが単純に嬉しかったですね。

――どんな思いを込めて応援歌を作成したか。
(石原)いろいろ高校サッカーの資料を見たり、アニメを見たり、漫画を見たり、小説読んだりといろいろしたんですが、ただ、それを見ただけでインプットして作るのも違うな、一生懸命やってる人に失礼かもなって思って、自分たちだから作れる、自分たちの経験した青春を書いてもいいんじゃないかな、と思って書かせてもらいました。ずっと一緒にやってきた仲間たちともっと一緒にやっていきたい気持ち、仲間たちに感謝の気持ちはあるけど、ずっと一緒にいるからなかなか言えなかったりとか、そのもどかしさを自分たちの経験を重ねて、書いたりもしました。

(せと)今までの自分たちの曲で伝えてきたことと通ずる思いがどんどん入ってきて、もちろん高校サッカーに取り組む皆さんに絶対何かしら響く曲になったとも思うし、そうじゃない人が聴いてもすごく共感できるポイントがたくさん入ったなって思っています。

――タイトル「現在を生きるのだ。」に込めた思い。
(石原)コロナ禍で思うように練習ができなかったり、マスクをして練習しないといけなかったりとか、いろいろな苦労があったと思うんですけど、そのなかでも頑張って生きていた、自分たちの目標に向かって生きていた、っていうのが僕の中で熱くなるものがあって、「現在を生きるのだ。」にしました。高校サッカーは101回目。ここから再びスタートするという意味も込めています。歌詞にもありますが「アニメや漫画じゃない 僕らは現在を生きるのだ」という思いを込めました。

――コロナ禍で努力を続けてきた高校生たちへの思い。
(秋澤)自分たちで何か新しいことをやったりとか、作り出したりすることは、絶対僕らの世代より多くなったと思うし、その分、絆が強くなったりとか、人に対しての思いも全然変わってきていると思います。マイナスに見えることも多いと思うんですけど、でも逆に今の高校生たちはプラスに変えられる力が強そうだな、というイメージがあって、だからそのまま突っ走ってほしいし、自分たちで切り開く力を持って、そのまま突き進んでほしいなと思います。

(石原)「積み上げた日々には間違いはない」という歌詞があります。高校サッカーのロッカールームの映像で「積み上げた日々は報われない、でも報われることもある」と先生が言っていたんですが、そのとおりだと思いました。報われないことがあっても、絶対それが間違いではないから、間違いはない、という思いを歌詞にしたんですけど、今を生きている高校生に、自分たちを信じて、そのまま走りぬけてほしいなと思います。高校3年間だけじゃなくて、これからずっと自分たちを信じて生きていってほしいなと思っています。

――高校生たちへエールをお願いします。
 コロナ禍という生きづらい世界になってしまって、すごい苦しいこともたくさんあったと思います。自分たちがやってきたことは絶対に報われる、というわけじゃないと思うんですけど、その自分たちがやってきたことに自信を持って、胸を張って生きていってほしいなと。絶対に間違っていないし、今まで頑張ってきたことが、どこかでその経験が生きてくると思うので。最後まで頑張って生きていきましょう。僕らも最後まで頑張って生きていきます。

■日本テレビスポーツ局 プロデューサー山下剛司氏のコメント

 Saucy Dogは、中高生、ティーン層から圧倒的な支持を受けているだけでなく、今や広い世代に人気が浸透していて、3人が生み出す才能あふれる楽曲は多くの人々の心に響くものとなっています。そして何より、等身大の感情をストレートに表現する世界観が、高校サッカーに全てを懸ける高校生たちの姿にシンクロし、全国高校サッカー選手権大会の応援歌をぜひ歌って頂きたいと思い、オファーさせて頂きました。

 今大会の高校3年生は、コロナ発生以降に入学した年代になります。曲の中には「積み上げた日々には間違いはない 僕らを信じていたいと思える。今日も」という歌詞があります。私個人的にも最も心に響く大好きな部分ですが、3年間コロナ禍で仲間を信じ、自分を信じ努力を続けて苦境を乗り越えてきた高校生のみなさんにとっても、心から共感できる、そして、今後の人生でも支えとなり続ける「心の応援歌」「人生の応援歌」になると思います。

 全国高校サッカー選手権大会は、100回大会を終えて、次の100年、新たな時代へと突入していきます。今大会の番組キャッチフレーズは、無限を表す「∞」を含んだ、「NEXT1∞(ネクスト100)」を掲げています。応援歌らしい感情あふれる優しさと、高校生たちを鼓舞する力強さを兼ね備えた、「新時代の応援歌」にふさわしい楽曲に仕上がった「現在を生きるのだ。」をぜひお聞きください。

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