J1争いは混沌 最下位・磐田は横浜FM撃破で残留に望み、川崎は次節の結果次第で逆転首位の可能性も

川崎が京都に勝利で横浜FMとの勝ち点差を「2」に【写真:Getty Images】
川崎が京都に勝利で横浜FMとの勝ち点差を「2」に【写真:Getty Images】

横浜FMは磐田に0-1で敗れ、川崎は京都に3-1で快勝

 J1リーグは10月12日に各地で延期されていた5試合が行われ、最下位ジュビロ磐田が優勝決定の懸かった首位の横浜F・マリノスから勝利を奪い取り、残留争いに希望を見出した。

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 この日はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメントに出場したクラブと、そのほかの理由により延期されていたゲームが行われた。磐田は勝利した場合に優勝を決める可能性のあった横浜FMのホームに乗り込むと、0-0のままで耐えながら試合を推移。そして、後半39分に途中出場のMF古川陽介が決勝ゴールを奪って1-0の勝利を収めた。

 これにより、磐田は最下位18位こそ変わらないながらも、勝ち点を28に伸ばして17位の清水エスパルスと勝ち点4差。10月22日には静岡県の台風被害により延期されていた清水とのダービーマッチが組まれているため、そこで勝利すれば残留への道も見えてくる。それだけに、貴重な勝ち点3になった。

 また、川崎フロンターレは引き分け以下の場合に横浜FMの優勝決定をアシストしてしまう可能性があったが、京都サンガF.C.をホームで3-1と下して勝ち点を60に伸ばし、横浜FMとの差を2ポイントに縮めた。次節の結果次第では逆転の可能性もあるだけに、リーグ3連覇へ現実的な可能性を残す勝利になった。

 そして、一時は降格圏で苦しんでいたヴィッセル神戸は湘南ベルマーレと対戦してFW大迫勇也の決勝ゴールによる1-0の勝利を手にした。勝ち点を40に伸ばした神戸は残留こそ確定しなかったが、大きく前進する勝利になったと言えるだろう。

 この結果により湘南が勝ち点35で13位、京都が勝ち点34の14位と残留争いから抜け出すことができなかった。自動降格圏にいる17位の清水は勝ち点32、J1参入プレーオフに出場する16位のガンバ大阪と15位のアビスパ福岡は勝ち点33で1試合でひっくり返る可能性がある差になっている。前述の通り、清水は延期されている磐田戦で勝ち点をプラスする可能性があるため、順位の近いチームにとっても22日の静岡ダービーは固唾をのんで見守る試合になったと言えそうだ。

 その後、全チームが残り2試合になって10月29日の第33節と11月5日の最終節ですべての結果が出る。優勝争いも残留争いも、最終節まで予断を許さない状況になる可能性が高いと言えそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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