神戸イニエスタの去就「日本を離れて2024年へ」 スペインメディア報道「引退が決定的」と指摘

神戸MFイニエスタ【写真:Getty Images】
神戸MFイニエスタ【写真:Getty Images】

2024年以降のキャリアについて、伊メディアで注目発言「バルサに戻りたいとは思っている」

 J1ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが今後の去就について、イタリアメディアへのインタビューでコメントを残し注目を集めるなか、母国メディアは来シーズン限りで日本を去ることを示唆する言葉を引用し「サッカー界からの引退が決定的になった」と報じている。

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 38歳のイニエスタは、スペインの名門FCバルセロナで16シーズンプレーした後、2018年に神戸へ完全移籍で加入。卓越したテクニックと戦術眼で攻撃を司り、クラブ初タイトルとなった19年度の天皇杯優勝などに貢献した。昨年5月に神戸との契約延長に合意し、2023年までの2年契約を締結している。

 現状、白紙となっている2024年以降のキャリアが注目されるなか、イニエスタはイタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」のインタビューで今後の去就に言及。「もう1年日本に滞在して、それから考える」と、今後の計画を明かしたうえで、「バルサに戻りたいとは思っていますが、監督かスポーツディレクターか、あるいはほかのポジションか、まだ分かりません」と、古巣への復帰希望を示唆するコメントを残した。

 この発言を受けて、母国スペインメディア「Deportes Cuatro」は「イニエスタ、バルサへの復帰を希望 日本を離れて2024年へ」と見出しを打ち、「来季限りでヴィッセル神戸を退団することを意味するような発表で、サッカー界からの引退が決定的になったようだ」と報道。「同選手がクラブへの復帰を希望していることを告白したのは、今回が初めてではないが、これまで明確にはしてこなかった」と、リアルな発言内容に注目している。

 Jリーグではここまで5シーズンプレーし、昨年の契約更新経験では「神戸、日本の皆さんにも感謝したい。愛情とリスペクトをもっておもてなしをしてくれたことで、この場所が自分たちにとって第2の故郷になった」と、愛着を表現したイニエスタ。世界的名手による日本でのチャレンジ、そして、現役生活にピリオドを打つ日は、刻一刻と近づいているのかもしれない。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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