圧巻突破の三笘薫が「流れを変えた」 リバプールとトッテナム戦でアピール成功、ブライトン監督が先発考慮の高評価
三笘を起用するためのフォーメーション変更も示唆
イングランド1部ブライトンに所属する日本代表MF三笘薫は、10月8日のプレミアリーグ第10節トッテナム戦(0-1)に途中出場すると、得意のドリブルでチャンスを作り出して流れを変えた。ゴールを挙げられなかったものの、日本人アタッカーが試合に与えた影響についてロベルト・デ・ゼルビ監督がコメントしている。英メディア「The Argus」が報じた。
今シーズン、ブライトンは同じイングランド1部チェルシーにグレアム・ポッター監督を引き抜かれ、9月末からデ・ゼルビ監督が指揮を執っている。新監督の下、先発入りに向けてアピールしたい三笘だが、前節のリバプール戦(3-3)、トッテナム戦と、強豪との連戦で好印象を残すことに成功したようだ。
トッテナム戦後、デ・ゼルビ監督は「三笘はとても良い選手だ。三笘と(アダム・)ララーナはリバプール戦で試合の流れを変え、今日も同じようにしてくれた。私はクオリティーのより高い選手たちを全員ピッチに出す方法を見つけたい。ただ、同時にプレーが可能なのは11人だけだ。素晴らしい男であり、素晴らしい選手だ」と、途中出場ながらチームに貢献している三笘について言及した。
また、先発に入るために必要なことを問われると「将来的にフォーメーションを変えることができるかもしれない。プレースタイルは変えないが、ピッチでのポジションを変えるんだ。最高の解決策を見つけるのは簡単ではない。なぜなら(レアンドロ・)トロサールも素晴らしい選手で、(パスカル・)グロスも、マーチも同じだ。リバプール戦、そして今日と三笘は左ウイングでプレーし、マーチはDFでプレーした。もしかしたら、これが解決策の1つかもしれない。ただ、今の時点では分からないけれどね」と、コメントしている。
シーズン序盤の思わぬ監督交代劇を、チャンスにつなげようとしている三笘。プレミアリーグの強豪をも翻弄するドリブルを武器に、自身も切望しているスタメン出場の機会を得ることができるだろうか。