浦和が公式戦6試合ぶりの白星 ユンカーが先制弾、ホーム鳥栖戦を2-1で制す
前半終盤に先制&後半にはMF小泉佳穂が追加点、相手の反撃を1点に抑える
浦和レッズが10月8日のJ1リーグ第32節サガン鳥栖戦で公式戦6試合ぶりの勝利。FWキャスパー・ユンカーの先制ゴールなどでホームゲームを2-1で飾った。
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浦和は夏のウインドーで加入したものの、フランス1部パリ・サンジェルマンとの国際親善試合で負傷離脱していたFWブライアン・リンセンが初スタメン。FWキャスパー・ユンカーとの2トップを構成した。また、このゲームは11月開幕のカタール・ワールドカップ(W杯)の担当審判員に選出された山下良美主審が担当した。
その浦和は右サイドから攻撃を組み立てながら、リンセンやユンカーがスペースのある鳥栖の最終ライン背後を効果的に突く攻撃が目立った。鳥栖が守備の修正をできないまま迎えた前半40分、浦和は右サイドからMF大久保智明がゴールライン際まで深く侵入すると、マイナス方向のラストパスをユンカーが流し込んで1-0の先制点を奪い、ハーフタイムを迎えた。
後半に入ると立ち上がりの5分、鳥栖が最終ラインからボールを運ぼうとしたところにプレッシャーをかけ、前向きにボールを奪ったMF小泉佳穂がそのままドリブルで進出。ペナルティーエリア内まで切り込んで左足シュートを決めて2-0とリードを広げた。
浦和のリカルド・ロドリゲス監督は1日のサンフレッチェ広島戦で途中出場のJ1デビューを果たすも、まだプレー時間に制限のあることを示唆していたリンセンを後半15分でFW松尾佑介に交代。前線で献身的な動きが目立ったリンセンは浦和サポーターから大きな拍手で送られてベンチに退いた。
鳥栖は後半17分、シンプルな背後へのロングボールに反応した途中出場のFW宮代大聖がペナルティーエリア内でボールを受けると、反転してシュートを決めた。際どいオフサイドの判定でビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の確認も時間を要したがゴールが認められ、1点差に追い上げた。
両チームともその後に交代でフレッシュな選手を入れるなか、鳥栖は残り15分を前に4バックに変更して変化をつけに掛かり、浦和はサイドハーフに入っていた途中出場のMF関根貴大のポジションを下げて5バックに構えた。双方がやり合う中でスコアは動かず、このまま浦和が2-1の勝利を収め、9月10日のJ1柏レイソル戦以来となる公式戦6試合ぶりの勝利を手にした。
(FOOTBALL ZONE編集部)