「ファンがチームに興奮する理由」 ブライトン三笘薫、大黒柱トロサールに次ぐ活躍と海外評価「エキサイティング」
ソリー・マーチとともに高評価
イングランド1部ブライトンの日本代表MF三笘薫は現地時間10月1日に行われたプレミアリーグ第9節リバプール戦(3-3)で後半20分から途中出場すると、持ち味である変幻自在のドリブルでチャンスを再三作り出し、ベルギー代表FWレアンドロ・トロサールの同点ゴールを演出した。限られた出番のなかで強烈なインパクトを残す25歳を、海外メディアも「非常にエキサイティングなパフォーマンス」と称賛している。
敵地アンフィールドでブライトンはド派手な試合を展開した。前半4分、同17分とトロサールが連続ゴールでリードを奪うも、リバプールFWロベルト・フィルミーノの2得点で試合を振り出しに戻され、さらに後半18分にはオウンゴールで逆転を許してしまう。
しかし、3失点目の直後に三笘が投入されると流れは再びブライトンに傾く。三笘は左サイドから得意のドリブルで対峙したトレント・アレクサンダー=アーノルドを翻弄してチャンスメークを繰り返すと、同39分にはクロスからトロサールがこの試合3点目をゲット。ラストパスはDFフィルジル・ファン・ダイクに当たったため公式記録でアシストはつかなかったものの、三笘の活躍もあってブライトンは激しい点の取り合いとなった試合で勝点1を手にした。
スポーツメディア「Vavel」は、この試合でハットトリックを決め、今季リーグ戦7試合で5得点2アシストとしたトロサールを「ブライトンのスーパースター」として称賛。好調ブライトンの中で最も優れた活躍を見せる選手として紹介した。
さらにそれだけでなく、グラハム・ポッター監督(現チェルシー)からロベルト・デ・ゼルビ監督へが率いるチームへと変わったブライトンの中で、トロサールと並ぶインパクトを残している選手の1人として三笘の名前も挙がった。プレミアリーグでいまだにスタメンの機会がない三笘だが、リバプール戦でのプレーはそれだけ強烈な印象を残していたようだ。
「トロサールだけでなく、三笘薫とソリー・マーチも非常にエキサイティングなパフォーマンスを披露している。彼らは、ブライトンのファンがこの新体制のチームに興奮している大きな理由となっている」
得点源のトロサール、左利きの右ウイングバックのマーチとともに“新生ブライトン”のキーマンと目されている三笘。デ・ゼルビ監督の下でプレー時間をさらに増やすことができるか注目だ。
(FOOTBALL ZONE編集部)