今季初黒星のバルサに芽生えた小さな懸念 地元紙が主力不在のスタメンで指摘したのは…

アラベスにまさかの1-2敗戦 先発にわずか一人だった下部組織出身者

 バルセロナは現地時間10日のリーガ・エスパニョーラ第3節アラベス戦に敗れて、今季公式戦初黒星を喫した。スペイン紙「マルカ」が敗戦以上に気になるトピックスとして、“下部組織ひと筋”で育った選手がスタメンにわずか一人しか名を連ねなかったことだと報じている。

 この日のバルセロナは国際Aマッチウィーク明けで、負傷が癒えた直後のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ、そしてウルグアイ代表FWルイス・スアレスをベンチに温存させた。しかし試合は前半39分にDFデイヴェルソンに先制点を許し、後半開始直後にフランス代表DFジェレミー・マテューのヘディング弾で同点に追いついたものの、同19分にアルゼンチン代表DFハビエル・マスチェラーノのミスが絡んで再び勝ち越し点を許した。

 ルイス・エンリケ監督はその後、イニエスタ、メッシ、L・スアレスを投入したものの得点を奪えないまま勝ち点を落とした。同紙は敗因を「指揮官の過信」と指摘しつつも、長期的に見た場合に“自前の選手の欠如”があるのではないかとしている。

 この日、バルセロナのスタメンに名を連ねたのは以下の通りだ。

GK:シレッセン

DF:ディーニュ、マテュー、マスチェラーノ、アレイクス・ビダル

MF:ブスケッツ、ラキティッチ、D・スアレス

FW:アルダ、ネイマール、アルカセル

 

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