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26人枠のW杯、日本代表GK川島永嗣が考える「チームにとって大きな課題」とは?
チームの変化に言及「より自主性が出てきているかな」
カタール・ワールドカップ(W杯)の最終メンバー発表前、最後の国際親善試合となるエクアドル戦に臨む日本代表は、9月26日に試合会場となるデュッセルドルフ・アレーナでトレーニングを行った。練習後に取材に応じたGK川島永嗣は(ストラスブール)は、これまでのチームとの雰囲気の違いを問われると、「変わりましたかね?」と、首を傾げたあとに、こう切り出した。
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「1つあるのは、より自主性が出てきているかなっていうのはあります。若い選手も各々のチームで試合に出たりと、いろいろな結果を出したりするなかで、自信も付いてきていると思いますし、代表チームでやっている時間も長くなってきている。それぞれが自主性を持ってピッチの上でもそうですし、私生活でもしっかり出せているのではないかなと思います」
今回のドイツ遠征は、メンバー選考に向けたアピールとW杯へ向けてチームを仕上げることが目的になる。多くの場合、試合に勝った時よりも負けた時のほうが課題は見つかりやすい。それでも森保ジャパンは、アメリカ戦の2-0の勝利後も課題を見つけ出しながら前進しているようだ。
「もちろん勝てたことは良かったですし、自分たちの思い描いた守備と攻撃を多く出せた試合だったと思います。本番と確実に違うことは、自分たちも分かっている。本番でいろんなことを想定したなかで、どういうことができるかは、まだまだ詰めていかないといけないということは、選手たちの中でもあります」
森保一監督は、最終選考となるエクアドル戦に向けて、アメリカ戦から先発を総入れ替えすることを明言。W杯本大会で、ここまで大胆なターンオーバーが実際に使われるかは分からないが、これまでの登録選手が23名から26名に増えたこと、さらに交代枠も3枚から5枚に増えたなかで、全員で90分のゲームを戦う必要性を強調した。
「考え方によると思いますが、交代枠や選べるメンバーの人数も含めて今までのW杯とは違います。今のサッカーにおいて、スタートの11人だけでは、90分のゲームは戦えない。W杯になればトーナメントになって、より長い時間を戦わないといけない。そういうことを含めた時、ターンオーバーで人数が変わることよりも、それぞれが出たポジションでどれだけのパフォーマンスが出せるかが、チームにとって大きな課題だと思う。出た時間が90分なのか、60分なのか。それぞれが出たポジションで、どれだけのパフォーマンスが出せるかが、僕は大切だと思います」
また、交代枠の増加は、先発を外れた選手たちのモチベーションを保つことにもつながる可能性に触れて、「試合に出られる選手は増えているわけだし、最初から出なくても、途中から出られるチャンスがある。ストレスはあるとは思いますが、3枠だけの時よりも昔よりは少なくなるんじゃないかなと思います」と指摘した。
いずれにせよ、26名の最終登録メンバー枠に入るためには、エクアドル戦での活躍が求められる。最後のチャンスを与えられる選手たちは、どのようなパフォーマンスを見せてくれるだろうか。