浦和、ホームで痛恨の敗戦 クイックリスタートから失点…C大阪に0-1で敗れる
前半の失点を取り返せず…、歯車噛み合わずに攻撃の迫力も低下
浦和レッズは9月14日にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)により延期されていたJ1第26節でセレッソ大阪をホームに迎え撃ったが、前半の失点を取り返せずに0-1の敗戦。上位進出を狙ううえで痛い結果になった。
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浦和は8月末から断続的に負傷者と新型コロナウイルスに陽性反応を示した選手が発生していたが、日本代表DF酒井宏樹が右下腿三頭筋(ふくらはぎ)の肉離れから復帰してベンチスタート。ほかにもMFダヴィド・モーベルグやFW小泉佳穂がベンチに戻った。
浦和のリカルド・ロドリゲス監督はマイボール時にFW松尾佑介がトップ下の位置に降りるようなセレッソ対策を施したが、これはあまりハマらなかった。ボールを持つ時間は作ったものの敵陣に有効な前進はできずに試合が膠着した。
そうしたなかで前半24分、浦和は右サイドバックのDF宮本優太が攻撃参加したタイミングでファウル。そこでC大阪がクイックリスタートで宮本の上がっていたスペースからカウンターを仕掛け、中央へのクロスをFW加藤陸次樹が右足で叩いて先制ゴール。簡単にクイックリスタートを許した浦和のスキを見逃さない形でのゴールになり、1-0とC大阪がリードしてハーフタイムを迎えた。
ロドリゲス監督はハーフタイム明けからベンチに戻ってきた酒井、モーベルグ、小泉を3枚替えでピッチへ。8月のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメントで機能性の高かった布陣と配置に戻したものの、狂った歯車はなかなか噛み合わずに攻撃の迫力が出なかった。
C大阪はコンパクトなブロックを作って浦和の攻撃を受け止めつつ、随所に時間を使いながら試合をコントロール。このまま1-0での逃げ切りに成功した。同じ消化試合数だった両者は、これでC大阪が勝ち点8差をつける結果になった。
両者は2戦合計方式で争うルヴァン杯準決勝でも顔を合わせるために今月だけで3試合が組まれているが、その第1ラウンドはC大阪が制す形になった。