レンジャーズとの大一番で先発は誰？　3トップの1枠に現地見解

　日本人選手4人が所属するスコットランド1部セルティックは、9月3日にレンジャーズとのオールドファームを迎える。セルティック専門メディア「67Hail Hail」は、この大一番に向けて「アンジェ・ポステコグルー監督がグラスゴー・ダービーに向けて決断しないといけないカギとなる攻撃陣の選択」という記事を掲載し、日本代表FW前田大然とイスラエル代表FWリエル・アバダのポジション争いに注目している。

　現在、セルティックの3トップでは、日本代表FW古橋亨梧とポルトガル人FWジョタの2人が絶対的な存在となっている。残りの一枠を争っているのが、前田とアバダだ。

　シーズン開幕当初から4試合連続で先発起用されていたのは、前田だった。しかし、前節のダンディー・ユナイテッド戦ではアバダが先発起用され、後半にハットトリックを達成して9-0の勝利に大きく貢献。続くリーグカップのロス・カウンティ戦（4-1）では、両者が先発したなかで、前田が今シーズン初ゴールを決めてアピールに成功した。

　記事では「前田とアバダは、ともに得点感覚の良い状態にあり、アンジェ・ポステコグルー監督はどちらの選手が先発するべきか、難しい選択を迫れられることになる。これまでの起用を見れば、プレッシングや最前線での守備力の高さで、時に決定的な役割を果たした前田が起用されてきた。だが、前節のハットトリックによって、イスラエル代表の若手を落とすのは難しくなっており、しかも彼は昨シーズンの3-0で勝利した試合でも、グラスゴーのライバルからゴールを挙げている」と、甲乙つけがたい状況にあるとしている。

　最終的に、記事ではこれまでのレンジャーズ戦で、ジョタのゴールをアシストしていることもある前田を先発候補に挙げたが、「ポジティブなこととして、先発しなかった選手もほぼ確実に試合の途中でベンチから送り出され、試合に出場することになるだろう」と、両選手ともにオールドファームで出場機会を与えられることを予想した。

　今シーズン、リーグ戦ではまだゴールのない前田だが、シーズン最初のオールドファームでスタメンに名を連ねるだろうか。