【ACL帯同記2022】横浜FMクラブスタッフの“必勝ルーティン”裏話 ラウンド16突破へ願いを込めて…試合当日の“お決まり行動”とは?

几帳面に並べられた選手AD(左)と笑顔の山崎主務(右)【写真提供:横浜F・マリノス】
几帳面に並べられた選手AD(左)と笑顔の山崎主務(右)【写真提供:横浜F・マリノス】

山崎主務の仕事は細部まで! ADカードの選手への渡し

 スタジアムへ向かう夕方の出発前のミーティングで、選手たちには試合当日に必要なADカードを渡します。個人管理にせず、チーム管理しているのは、“失くしてしまうリスクを減らす”ためです(笑)。ADカードの準備をするのは主務を務める山崎さんの仕事。几帳面な彼は、計21名分の選手たちのADをテーブルに並べて準備していました。勝敗は細部に宿るという言葉がありますが、このような表には出てこないスタッフの丁寧な仕事が、現在J1リーグで首位を走るチームの力につながっているのでしょう。

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「またこの景色を見せてくれてありがとう」と感謝。今回もラウンド16で敗退した【写真提供:横浜F・マリノス】
「またこの景色を見せてくれてありがとう」と感謝。今回もラウンド16で敗退した【写真提供:横浜F・マリノス】

 キックオフの約2時間前に埼玉スタジアムに到着。選手・スタッフの1人1人が各々の時間を過ごしながら、試合までの準備を行っていきます。今回は埼玉スタジアム2002(以下、埼スタ)開催ということで、浦和レッズのスタッフの方々が試合運営のサポートをしてくださっています。国際大会となるとトラブルはつきものですが、JFA・Jリーグ、そして埼スタを知り尽くしたレッズスタッフの方々のおかげで、無事にキックオフまでの時間を過ごすことができました。改めて御礼を申し上げます。

 対戦相手のヴィッセル神戸のチームマネージャーと健闘を祈り合い、この大会を運営してくださっている多くの方々に「いってらっしゃい!」と送り出していただき、18日20時に運命の一戦はキックオフしました。互いに点を取り合い、最後の最後まで分からない試合となりましたが、2-3で敗戦。F・マリノスのACL2022の冒険は、2020年と同じくラウンド16で幕を下ろしました。

 今振り返れば、2020年のラウンド16の試合と同じく1-3のビハインドの展開から試合終了間際に1点返したものの、あと一歩届かずの敗戦となりました。この敗戦の重さは選手が1番分かっているので、スタッフの我々から何か言うことはありません。ただただ今、選手に対して思うことは、「またACLノックアウトステージの景色を見せてくれてありがとう」という感謝でした。

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