先発復帰の浦和ユンカー、ホームの“声出し解禁”に期待 強烈後押し受け「100万倍良いピッチでプレーできる」

浦和でプレーするFWキャスパー・ユンカー【写真:Getty Images】
浦和でプレーするFWキャスパー・ユンカー【写真:Getty Images】

10日のルヴァン杯準々決勝ホーム名古屋戦では声出し応援が行われる予定

 浦和レッズのデンマーク人FWキャスパー・ユンカーは、8月6日のJ1リーグ第24節名古屋グランパス戦で約1か月半ぶりにスタメン復帰した。チームは0-3で敗れたが中3日で再び名古屋と対戦するルヴァンカップ準々決勝では声出し応援が行われることもあり「タイで相手の1000人よりも大きな声を出す20人がいた。待ち遠しい」と話した。

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 ユンカーは昨年5月にノルウェーの名門ボデ・グリムトから加入するとゴールラッシュを見せたが、シーズン終盤戦には股関節の負傷を抱えてプレータイムが短くなった。今季のキャンプも別メニュー調整で、開幕後も負傷を繰り返している状況にある。このゲームも、6月26日のヴィッセル神戸戦で試合開始直後に負傷を再発させて交代となって以来のスタメン出場だった。

 その中では後半32分までプレー。本調子と言えるできではなかったものの、ドリブル突破からファウルを受けゴール正面でフリーキックを獲得するようなプレーもあった。試合後には「交代のタイミングではフレッシュさが残っていたので、それは良い兆候だと思う。段階的にここから上げていきたい。どれだけ早く90分プレーすることができるかということ」と現状について話した。

 浦和は8月3日にルヴァン杯の準々決勝第1戦で名古屋と対戦し、中2日でリーグ戦の名古屋戦だった。10日にはルヴァン杯の第2戦で再び名古屋と対戦することになる。ピッチ状態の厳しさも指摘されていた豊田スタジアムでの2試合を終え、埼玉スタジアムに戻るゲームはリーグによる声出し応援の段階的導入運営検証試合の対象とされている。

 浦和は4月にタイで戦ったAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のゲームでは特に制限なく声援を受けて戦っていたが、新型コロナウイルス禍では2020年7月のリーグ再開以降に加入した選手にとってホームで声援を受けるのは初のことになる。

 ユンカーは「素晴らしいファンの前で、100万倍良いピッチでプレーすることができるので、自分もその試合までチームメイトと情報交換や意見交換が必要な所はできればと思う。今日は名古屋までせっかく駆けつけてくれたサポーターに申し訳ない。今後の試合でも彼らの素晴らしい応援を必要としている。タイで相手の1000人よりも大きな声を出す20人がいた。待ち遠しい」と話した。

 ルヴァン杯では第1戦を1-1で終え、アウェーゴールの部分で浦和が多少のアドバンテージを持っている。一方、選手たちにはそれ以上のホームアドバンテージを声援で得られるという期待もあるようだ。

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