三笘薫、新シーズン活躍の鍵は? ブライトン監督が新加入選手に「いい時と苦しい時期」の乗り切り方を指南

三笘薫がエスパニョール戦に途中出場【写真:Getty Images】
三笘薫がエスパニョール戦に途中出場【写真:Getty Images】

グレアム・ポッター監督は「経験すればするほど理解できる」と言及

 日本代表MF三笘薫は、ベルギー1部ロイヤル・ユニオン・ザン=ジロワーズへのレンタル移籍を終え、2022-23シーズンからはイングランド1部ブライトンに復帰してプレーする。昨季、プレミアリーグをクラブ史上最高順位となる9位で終えた。新シーズン、さらなる飛躍が期待されるチームを率いるグレアム・ポッター監督は、三笘ら新加入選手にとって重要なことは、失敗との向き合い方だと考えているようだ。英メディア「The Athletic」が報じている。

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 三笘は昨季のベルギー1部リーグで得点王となったドイツ人FWデニス・ウンダフ、ポーランド代表MFカツペル・コズロフスキとともに、ユニオンSGからブライトンへ復帰した。ユニオンSGは下馬評を覆す躍進を見せ、レギュラーシーズン1位でプレーオフに進出。惜しくもリーグ優勝を逃したが、歴史的なシーズンを送った。

 ブライトンもプレミアリーグで12勝15分11敗の成績を残し、9位という順位でシーズンを終えた。それでも38試合中12勝のブライトンに対し、三笘とウンダフは40試合で26勝を経験している。プレミアリーグの強豪ではなく、優勝候補に挙がらないブライトンでは、同じような成績を挙げるのは決して簡単なことではない。

 ポッター監督は、「私たちの旅では、それがいつも問題となる。私たちは、負けることに慣れていない若い選手たちを獲得する。私たちが補強する選手を見れば、何人かの選手たちは、リーグ戦で成功を収めたところから来ている。プレミアリーグの挑戦というのは、なかなか成功できないものだ。成功できない状況と、どのように向き合うか。チャレンジの末にある失敗と、どう付き合っていくか。経験をすればするほど、理解をして、それもトップレベルで過ごす人生の一部だと思えるようになる。そうなれば、うまく向き合えるはずだ」と、コメントをしている。

 さらに、「私たちはいい時と苦しい時期を過ごすことになる。世界が終わるような感覚になるが、それがお互いを信じて、強く踏ん張らないといけない時だ。昨シーズンも9位で終わったが、難しい時期はあった。そういうものなんだ。私たちは、みんなが毎週勝利して、いいプレーをしたいと思っている。だが、現実にはそれはなかなか起こらないし、一丸となって学び、改善しないといけない」と、難しいシーズンになることを予想している。

 三笘はベルギーへ渡る前もJ1川崎フロンターレで大きな成功を収めてきた。特にクラブ単位では、大きな成功を味わってきている。プレミアリーグでも、かつて元日本代表FW岡崎慎司が所属したレスター・シティが、降格候補の立場から奇跡の優勝を成し遂げたが、三笘の加入したブライトンはどのようなシーズンを過ごすことになるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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