王者セルティック、新シーズンのキーマンは旗手怜央 クラブOBが飛躍期待「真のスターを手にすることになる」

セルティックの日本代表MF旗手怜央【写真:Getty Images】
セルティックの日本代表MF旗手怜央【写真:Getty Images】

古橋と前田の存在も刺激になると指摘

 2021-22シーズンのスコットランド1部リーグ王者であるセルティックは、7月31日に2022-23シーズンのスコティッシュ・プレミアシップ開幕戦のアバティーン戦を迎える。セルティックOBである元イングランド代表FWクリス・サットン氏は、昨シーズン途中に加入した元U-21デンマーク代表MFマット・オライリーとMF旗手怜央のさらなる活躍を期待している。スコットランド紙「デイリー・レコード」が報じた。

 旗手は昨季途中にセルティックに加入すると、リーグ戦12試合に出場して4得点3アシストを記録。オライリーもリーグ戦12試合で3得点2アシストを記録し、そろってクラブのリーグ優勝を後押しした。サットン氏は、2人にとって11月のカタール・ワールドカップ(W杯)出場を目指すことが、昨季以上のパフォーマンスを引き出すことにつながると指摘した。

「セルティックは冬の中断期間後、圧倒的な強さを見せたが、1月に加入したオライリーとハタテは、そのなかで大きな役割を担った」と、昨季の2人を評価。さらに新シーズンへ向けて、「マット・オライリーとレオ・ハタテは、2人ともW杯を目指すことになる。彼らがカタール行きを実現するようなパフォーマンスを見せれば、セルティックが厳しい優勝争いを制する助けになるだろう」と、さらなる期待をかけた。

 そして、旗手について「オライリーと同じように、能力を示すまで時間をかけなかった。レンジャーズ戦のデビュー戦で2ゴールを挙げる活躍は、周囲のサポートを得るために理想的なことだった。シーズン終盤に向けて、勢いが失われたことは誰にも否定できないが、夏の休みと良いプレシーズンを経て、持てる力を示せる状況が整った。ハタテは、走力があり、フィニッシュもでき、危険なエリアに入り込める。相手を抜き去り、パスもできる。10日前のポーランド1部レギア・ワルシャワ戦(2-2)で彼が決めたゴールは見事だったし、ノリッジ戦(2-0)でも息をのむ活躍を見せた。彼から目を離すことはできないし、活躍を継続できれば、セルティックは真のスターを手にすることになる」と、自身の考えを示した。

 さらに、FW古橋亨梧とFW前田大然の日本代表ストライカーコンビの存在も、後押しになるとしている。「ハタテは、W杯に向けてモチベーションも高いはずだ。彼はチームメートのキョウゴ・フルハシとダイゼン・マエダが日本代表に入ることを分かっており、それも刺激になるだろう。彼も、彼らと一緒に選出されたいだろうからね」。

 E-1選手権の優勝により、さらにポジション争いが激化することになった森保ジャパン。旗手はセルティックで森保一監督がW杯メンバーに加えたくなるようなパフォーマンスを示すことができるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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