森保ジャパン、苦戦した中国戦の課題は? 選手ら指摘「左右のバランス」「そこを突くプレーが必要」
ボール保持率とシュート数で上回るも中国に0-0ドロー
森保一監督率いる日本代表は、7月24日のE-1選手権第2戦で中国と対戦し、0-0の引き分けに終わった。一夜明けた25日に選手たちがオンライン取材に応じ、個々やチームの課題について「チーム戦術と個を組み合わせたらフィットすると思う」「崩し切れなかった。永遠の課題だと思う」「サイドを広げて深いところを取りにいく部分が個人としてもチームとしても上手くできなかった」と語っている。
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初戦の香港戦で6-0と快勝した森保ジャパンは、中国戦でサンフレッチェ広島の選手5人をスタメン起用。5-4-1システムで低い位置にブロックを形成し、激しい守備も見せる中国に対して、日本はボール保持率65.4%対34.6%と上回ったが、最後の局面で崩し切れない時間が続いた。急造チームながら、シュート数でも20対4と上回ったものの、最終的に0-0ドローに終わっている。
途中出場したMF相馬勇紀(名古屋グランパス)は「チームを勝利に導けなかった悔しさが残る。相手がブロックを作っていたなかで、ハメられた時の打開策はドリブルで1人はがしてチャンスになると思っていたので、仕掛けることを意識して入った」と振り返る。
さらに「サッカーをやっているなかで左右のバランスが大事だと思う。どっちも張って槍のようになると機能しないと思う。昨日なら左で作って相手を寄せて右に展開して、最後に真ん中か左が仕留めるといいと思う。一概にどっちもというのではなく、相手のスライドが間に合わないくらい寄せたら逆がフリーになる。チーム戦術と個を組み合わせたらフィットすると思う」と続けた。
途中出場のFW町野修斗(湘南ベルマーレ)は「入る時は0-0だったので、僕が勝利を決定づけるゴール。アシストでもいいけど、結果を残すことを意識したけどブロックを崩し切れなかった。永遠の課題だと思う」と言及している。
また、DF杉岡大暉(湘南)は「サイドを広げてから深いところを取りにいく部分が個人としてもチームとしても上手くできなかった。相馬が入ってから何回か取れたけど、その回数を個人としてもチームとしても、そこを突いていくプレーが必要だと思う」と、課題に触れた。
27日に韓国と対戦する森保ジャパン。大会優勝の条件は勝利となるなか、歓喜で大会を締めくくることができるだろうか。