広島の5選手を中国戦でスタメン起用、ゴールをこじ開けられず0-0ドロー

　森保一監督率いる日本代表は、7月24日のE-1選手権第2戦で中国と対戦し、0-0の引き分けに終わった。大会優勝が決まる27日の第3戦で対戦する韓国のメディアは「日本は万里の長城を越えられず、異変の犠牲になった」と報じた。

　初戦の香港戦（6-0）から中4日で迎えた中国戦では、リーグ戦の日程との関係で香港戦に起用できなかったサンフレッチェ広島の選手5人をスタメン起用した日本。5-4-1システムで低い位置にブロックを構える中国に対して、ボール保有率を高めた日本だったが、最後の局面で精度を欠いてゴールをこじ開けられない時間が長く続いた。

　韓国スポーツ専門サイト「SPOTVニュース」は「『異変』日本、中国と0-0…韓国1位」と報道。中国戦の内容に触れ、「香港との第1戦で大勝した日本は、中国の荒々しいプレーと守備中心の戦術に苦戦した。ボール保有率は高めたが、中国の守備陣を攻略できなかった」と、急造チームで苦戦を強いられたと伝えている。また「上手くいかない日本は、次々と選手交代を断行し、ゴールを狙った。 しかし、もどかしい展開が続いた」と続けている。

　勝ち点1の獲得にとどまった日本は勝ち点4で2位。韓国が2連勝で勝ち点6としており、27日の日韓戦において「日本は最終戦で韓国に勝たなければ優勝を狙うことができない」と指摘。日本にとっては手痛いドローとなり、「日本は万里の長城を越えられず、異変の犠牲になった」と言及していた。