磐田、横浜FC、日本代表で共闘

　元日本代表MF松井大輔（Y.S.C.C.横浜）が自身の公式YouTubeチャンネルを公開。天才レフティーの元日本代表MF中村俊輔（横浜FC）について語っている。

緩急をつけたドリブルなど、テクニシャンとして鳴らす松井。「日本サッカー界の至宝・中村俊輔の本当のスゴさとは？」と題した最新回では、3学年先輩で、ジュビロ磐田、横浜FC、日本代表でチームメイトだった中村について語った。

　松井は、中村を「天才と言うよりかはサッカー小僧」と称し、日本トップレベルの選手でありながら、カテゴリーが下のリーグでもしっかりチェックしていることに衝撃を受けたという。

「一番びっくりしたのは、僕がまだジュビロにいる時に俊さんが来て、『松ちゃん、J3見た？』『鹿児島（ユナイテッドFC）の試合見た？』と（笑）。俊さんがいいって言った選手は上がってきたり、そのあと活躍したりする。1個質問すれば、100くらい返ってきますね」

　中村を象徴するプレーを問われた松井は、迷わず「誰もが飛んじゃう切り返し」「ループシュート」「フリーキック」の3つを挙げた。

「俊さんにプレッシャーに行ったら行ったでワンタッチで交わされる。ボールを取れるなと思ったら取れない。なぜかと言うと、懐が深い。絶対に相手が取れないところにボールを置く。プラス、前を向いたらピンポイントに配給できる。

　俊さんのフリーキックはすべてが完璧。人に合わせる能力、『場所ここです、お願いします』と言えば、絶対にそこに飛んできます。精密機械のような左足のキック。レベルが違う」

　百戦錬磨の松井も、3歳年上の中村を「僕の先生みたいな感じ」とリスペクトしていた。