ミラン本田、セリエA開幕戦で屈辱の出番なし… チームはバッカの3得点でトリノを3-2撃破!

終了間際にドンナルンマが同点PK阻む活躍

 ACミランは21日のリーグ開幕戦で本拠地サン・シーロにトリノを迎え撃ったが、日本代表FW本田圭佑はミラン移籍後、初の開幕スタメン落ち。背番号10が開幕戦で出番なしに終わるという屈辱を味わった。ミランは前半38分にコロンビア代表FWカルロス・バッカがハットトリックを達成。昨季ミランの監督を解任されたシニシャ・ミハイロビッチ監督を今季からベンチに迎えたトリノが2点を奪い、試合終了間際にPKも得たが、GKジャンルイジ・ドンナルンマがスーパーセーブを見せ、3-2でミランが勝利した

 ミランの新監督に就任したヴィンチェンツォ・モンテッラ監督にとって初陣となった開幕戦は、4-3-3システムでスタート。本田が争う右ウイングのポジションにはFWスソが起用された。センターフォワードはバッカが務め、エムベイエ・ニアングが左サイドに入る3トップになった。

 ミランは優勢にゲームを進め、前半15分にはMFジャコモ・ボナベントゥーラのスルーパスでバッカが左サイドに流れ、中央への折り返しをニアングが合わせる決定機を迎えた。しかし、ニアングのシュートはわずかに枠を外れた。トリノにとっての大きな誤算は同28分に訪れた。スタメン出場していたインテルから移籍のFWアデム・リャイッチが、ピッチに足を取られてひざを負傷。担架で運び出されて交代となった。

 そして、ミランの先制点は同38分に生まれた。スソが中央に絞ったことで大きく空いた右サイドのスペースに、後方からDFイニャツィオ・アバーテが攻撃参加。ニアングのサイドチェンジを中央に折り返すと、フリーのバッカが頭で押し込み先制ゴールを挙げた。ホームのミランは、バッカの開幕ゴールで1-0とリードして前半を終えた。

 

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