“サッカーの神様”ジーコも登場 「引退から復帰した最も偉大なサッカー選手」12人を英選出

現役復帰を果たした名手たち【写真:Getty Images】
現役復帰を果たした名手たち【写真:Getty Images】

ジーコ氏は引退して政治に活躍の場を移したのち、日本の鹿島で復帰を果たす

 サッカー選手という仕事を長期にわたって続けることは簡単ではない。しかし、年齢を重ねた選手が一度現役を退き、再び脚光を浴びる活躍を見せることは、さらに難しい。英メディア「ギブ・ミー・スポーツ」は、「引退から復帰した最も偉大な12人のサッカー選手」を紹介。元オランダ代表FWヨハン・クライフ氏や元カメルーン代表FWロジェ・ミラ氏らレジェンドと並び、元ブラジル代表MFジーコ氏のキャリアも称賛されている。

 12位には、現在はチェルシーの幹部になっている元チェコ代表GKペトル・チェフ氏。2020-21シーズンにGK不足に陥ったクラブを助けるために現役復帰を果たしていた。

 そして、11位には38歳でカメルーンの大統領からの要請を受けて代表復帰し、1990年のイタリア・ワールドカップ(W杯)に出場したロジェ・ミラ氏。そして、見事に4得点を挙げて準々決勝進出に導いている。

 10位に元アメリカ代表FWロビー・ロジャーズ氏、9位に元ドイツ代表FWユルゲン・クリンスマン氏、8位に3度の現役復帰をしている元アメリカ代表FWランドン・ドノバン氏の名前が挙がった。

 そして7位に入ったのがジーコ氏だ。記事では、「歴史上、最も偉大な選手の1人であるジーコ氏は、1989年に政治に活躍の場を移し、サッカーを引退した。そして、新しいキャリアを始めるために復帰した舞台は日本だった。ジーコ氏は、スパイクを取り出して、当時2部だった住友金属の本拠地である鹿嶋へ移った。そのチームは現在の鹿島アントラーズだ。彼は1994年まで残り、日本で見せたプロ精神と忠誠心で伝説となり、鹿島をサッカーの地図に刻み、日本サッカー界の象徴的存在となった」と、紹介している。

 6位には、昨年44歳にして12年ぶりに現役復帰をした元ブラジル代表FWデニウソン、5位に元ドイツ代表GKイェンス・レーマン氏、4位に1999年に地球は滅亡すると信じて一度は引退した元アルゼンチン代表GKカルロス・ロア氏、3位には元オランダ代表FWアリエン・ロッベン氏、2位にも同FWヨハン・クライフ氏が入り、1位には元イングランド代表MFポール・スコールズ氏の名前が入っている。

 現役復帰後の純粋な活躍だけでランキングされたわけではないが、30年目を迎えたJリーグでも強豪の一角である鹿島の礎を築いたジーコ氏は、世界的にも評価されている。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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