マンUで先発落ちが続くムヒタリアン モウリーニョが語ったドルトムント“前10番”への評価とは

「ムヒタリアンはスーパーな選手だ」

 モウリーニョ監督は自身の哲学を貫いている。「監督のなかには選手を買う時に、彼ら自身の決定で買う者がいる。そうすると彼らは、まず自分たちや自分の決定を守ろうとする。自分が買ってきた選手を常にプレーさせるんだ。私はそういったタイプではない」と、大枚をはたいて獲得した選手も特別扱いはしないと語っている。ムヒタリアンも、その例に漏れることはない。

「最初の2試合ではマタとリンガードがチームにとってベストな選択肢で、プレミアリーグの現実に適応していたからこその決定だった。しかし、ムヒタリアンはスーパーな選手だ。今季は多くのチャンスを得られるだろう」

 ドルトムントからユナイテッドに加入する際、元ユナイテッドの日本代表MF香川真司から助言をもらっていたというムヒタリアン。昨季はドルトムントで公式戦52試合に出場して、23得点32アシストをマークした背番号10の実力者も、タレント揃いのユナイテッドで不動の地位を築くことは難しいようだ。

 ここまではほぼノーインパクトだが、モウリーニョ監督の信頼を得ていることは指揮官の言葉からも明白だ。復権を期す“赤い悪魔”で、その実力を示すことはできるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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