リーグ戦では3月19日のジュビロ磐田戦（4-1）以来、10試合ぶりの勝利に

　浦和レッズが6月18日の名古屋グランパスをホームに迎えたJ1リーグ第17節で、リーグ10試合ぶりの勝利を収めた。セットプレーからの2得点に加え、MF関根貴大がゴールを奪った。

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　浦和は4月と5月のリーグ戦9試合を8分1敗と勝利できずに代表活動の中断期間を迎えた。この間に攻撃の整理を行ってきたことをリカルド・ロドリゲス監督や選手たちが話すなかで、今季は浦和と同様に得点も失点も少ない名古屋とのゲームを迎えた。

　全体的に浦和が攻勢にゲームを進めるなかで迎えた前半21分、浦和は左コーナーキックをMF岩尾憲がゴール前に蹴り込むと、相手GKの前から上手く離れたDFアレクサンダー・ショルツがヘディングシュートを決めて先制。さらに2分後には再び岩尾の左CKをニアサイドでFW明本考浩がコースを変え、ファーサイドに飛びこんだMF伊藤敦樹が押し込んで2-0とリードを広げた。

　中断前に比べて攻撃のスムーズさが出てきた浦和はさらに前半30分、左サイドで関根が伊藤とのワンツーで抜け出してGKとの1対1を冷静に決めて追加点。前半だけで3-0とリードを広げた。

　後半に入ると雨が降るピッチで両チームとも疲労感から徐々にプレー精度を欠いてゴール前の決定機は少なくなっていった。名古屋はFWマテウス・カストロの個人技でチャンスを作りかける場面はあったものの、連動した攻撃にはならずに浦和の守備網を前に苦しむ展開になった。

　試合はこのまま浦和が3-0で逃げ切って勝利。リーグ戦では3月19日のジュビロ磐田戦（4-1）以来、約3か月、10試合ぶりの勝利になった。