「選手たちに責任はない」 森保監督、チュニジアに3失点完敗も収穫強調「チーム力アップにつながった」

日本代表を率いる森保一監督【写真:高橋 学】
日本代表を率いる森保一監督【写真:高橋 学】

キリンカップ決勝でチュニジアに0-3敗戦、W杯出場国に苦しめられる

 森保一監督の率いる日本代表は、6月14日のキリンカップ決勝でチュニジア代表と対戦し、0-3で敗れた。10日に行われたガーナ戦(4-1)から、先発8選手を入れ替えた日本は、カタール・ワールドカップ(W杯)出場を決めているアフリカの強豪に苦しめられた。

 スコアレスのままで迎えた後半10分、日本はDF吉田麻也が相手選手をエリア内で倒して与えたPKから、先制ゴールを決められてしまう。森保監督は後半15分にFW浅野拓磨とMF鎌田大地をベンチに下げ、FW古橋亨梧とMF三笘薫を投入し、布陣も4-3-3から4-2-3-1に変更した。

 さらに後半26分には、MF南野拓実とMF伊東純也を下げ、MF堂安律とMF久保建英を起用し、攻撃陣を全員入り替える。攻勢に出ていた日本だったが後半31分、ロングボールから守備に連係ミスが出て2失点目、後半アディショナルタイムにはダメ押しの3点目を許し、ホームで完敗を喫した。

 森保監督は「ホームで戦うということで、日本では絶対負けたくない、勝ってサポーターの皆さんに喜んでもらうことができなかったことは残念に思います。結果は残念ですが、選手たちはシステムなど、難しい環境でプレーしてもらいました。選手たちには責任はないと思いますし、今日の反省を踏まえて、また成長につながるような環境を作っていければと思います」と、試合の感想を述べた。

 この6月に4連戦を行ったが、「W杯につながる、選手個々、チームがいろいろなバリエーションの選択肢をもって戦っていけるチーム力アップにつながったと思います」と、上積みができたことを強調した。

 選手たちには「このままトライを続けてほしい。今日の敗戦を踏まえて、この悔しさをバネに、次の成長につなげていこうと伝えたい」と、メッセージを送っている。

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