ミランが名門を渡り歩いた強化責任者を招聘へ 本田獲得に尽力したガリアーニCEOは失脚か

ユーベやインテルの強化を担当したファッソーネ氏の就任が迫る

 “チャイナ・ミラン”の体制が続々と整いつつある。日本代表FW本田圭佑が所属するACミランは、中国企業グループが買収した後のクラブ体制として、ユベントス、ナポリ、インテルで強化部として働いてきたマルコ・ファッソーネ氏がスポーツディレクター兼CEO(最高経営責任者)に就任すると、ミラン専門のニュースサイト「milannews.it」が報じている。

 ミランは先日、親会社であるフィニンベスト社の株式99%以上を日本円にして800億円を超える金額で中国企業グループに売却し、30年にわたって会長を務めてきたイタリア元首相シルビオ・ベルルスコーニ氏が名誉会長に就任することを発表していた。今回の報道によると、ミランの経営は持ち株会社である「ロッソネリ・スポーツ」に移管されるという。

 いずれにせよ、これまでベルルスコーニファミリーが取り仕切ってきたミランの経営は大きく変化することになる。また、ファッソーネ氏が就任するポストを務めていたアドリアーノ・ガリアーニ氏がクラブに残るのかなどは、不透明なままだ。

 

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