WEリーグ初の聖地・国立開催 浦和が“今季リーグ戦女王”INAC神戸に1-0で勝利

浦和Lが勝利【写真:Getty Images】
浦和Lが勝利【写真:Getty Images】

前半41分、塩越の折り返しを安藤が決めて決勝点

 日本初の女子プロサッカー「WEリーグ」が初めて国立競技場で行ったリーグ戦、5月14日のINAC神戸レオネッサと三菱重工浦和レッズレディースの一戦は、浦和がMF安藤梢の決勝ゴールにより1-0で勝利した。

 昨秋に開幕したWEリーグは残り2節でINAC神戸が優勝を決めているが、その初代女王とシーズン中に行われた皇后杯を制した浦和の対戦が国立決戦として行われた。試合開始前にはキックインセレモニーとして、元なでしこジャパンの澤穂希さんと宮間あやさんが登場して華麗な足技を披露した。

 序盤から幅を広く取って組み立てようとするINAC神戸に対し、浦和はサイドに追い込んだところで局面を狭くするプレスを仕掛けて主導権を握った。そして前半41分、右サイド深くをゴールライン際まで切り込んだMF塩越柚歩の折り返しを安藤が決めて浦和が先制に成功した。

 後半も全体的に同じような展開が続き、INAC神戸がサイドの低い位置で苦しむ場面が多くなった。そうしたなかで、浦和は後半27分に途中出場のMF遠藤優の突破でPKを獲得。追加点の大きなチャンスだったが、得点ランキングでトップを走るFW菅澤優衣香のキックをGK山下杏也加が好セーブして会場を沸かせた。

 それでもINAC神戸は有効な攻撃を繰り出せないまま時間が経過。1万1763人の観衆を前に、カップ戦王者の浦和がリーグ戦女王に意地を見せる1-0の勝利でWEリーグと国立競技場の歴史に名を刻んだ。

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