セルティック、リーグ制覇の要因は“古橋亨梧” 米メディアが指摘「チームに欠かせない存在となった」

セルティックのリーグ制覇に貢献したFW古橋享梧【写真:Getty Images】
セルティックのリーグ制覇に貢献したFW古橋享梧【写真:Getty Images】

セルティックは2季ぶり52回目のリーグ優勝を達成

 日本人選手4人が所属するスコットランドのセルティックは現地時間5月11日の第37節ダンディー・ユナイテッド戦と対戦し、1-1の引き分けで勝点1を獲得。残り1試合で2位レンジャーズとの勝ち点差を4とし、2季ぶり52度目のリーグ制覇を成し遂げた。米メディア「スポーティングニュース」はセルティック優勝のキーポイントとして加入1年目ながら得点源として活躍した日本代表FW古橋亨梧の存在を特筆している。

 昨年、宿敵レンジャーズに王座を明け渡し、10連覇の夢は断たれたが、わずか1年でタイトル奪還に成功したセルティック。今季から前横浜F・マリノス指揮官のアンジェ・ポステコグルー監督を招聘。夏の移籍市場ではヴィッセル神戸から古橋、さらに冬の移籍市場ではDF旗手怜央、FW前田大然、MF井手口陽介と日本人選手が一挙に4人となり、日本での注目度も高かった。

 そんなセルティックの優勝を受け、「スポーティングニュース」紙は「アンジェ・ポステコグルーのタイトル獲得に重要だった5つの理由」を特集。5つのうち、真っ先に挙げられた理由の1つが「古橋亨梧」となった。文句なしのパフォーマンスで絶大な信頼を獲得したと絶賛されている。

「ポステコグルー監督はこの27歳の選手はセルティックの攻撃に“特別なもの”をもたらしてくれると話していたが、この発言は様々な形で裏付けられることになった。ホームでのリーグデビューとなったダンディー戦でハットトリックを達成し、彼はグラスゴーのイーストエンドのファンから人気を不動のものとした。

 その後も亨梧は決して後ろを振り返ることなく、チームに欠かせない存在となった。2021年12月にハンプデンパークで行われたリーグカップ決勝のハイバーニアン戦ではほぼ1人でセルティックの栄光を引き寄せ、待望のタイトルをもたらした」

 ハムストリングの負傷で1月からおよそ3カ月の長期離脱もあった古橋だが、今季公式戦32試合で18得点5アシストを記録。ハイペースでゴールを重ね、リーグカップとリーグの2冠達成に大きく貢献した。他に挙げられた4つ理由が「重要な試合での土壇場勝利」、「2020-21シーズンに失敗だった選手たちのカムバック」、「ポステコグルーのリクルートメントスタイル」、「国内リーグでレンジャーズ戦のダブル」というなかで、古橋だけが個人の活躍にスポットライトを当てられている。それだけ際立っていたということだろう。

 27歳のストライカーは欧州挑戦1年目から強烈なインパクトを残したといえそうだ。

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