神戸泥沼4連敗&11戦未勝利で最下位…DF菊池退場で苦戦 G大阪が終盤2発でリーグ戦6戦ぶり勝利

先制ゴールを決めたG大阪DFクォン・ギョンウォン【写真:Getty Images】
先制ゴールを決めたG大阪DFクォン・ギョンウォン【写真:Getty Images】

神戸DF菊池流帆が前半に退場、数的優位のG大阪が2-0勝利

 5月8日のJ1リーグ第12節でガンバ大阪とヴィッセル神戸が対戦。後半終盤にDFクォン・ギョンウォン、MFウェリントン・シウバのゴールでG大阪が2-0と勝利した。

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 直近のリーグ戦5試合未勝利(3分2敗)で13位のG大阪と今季4分6敗の未勝利で最下位に沈む神戸の一戦は、序盤から一進一退の攻防を繰り広げるなか、前半31分に試合の流れを変えるプレーが生まれた。

 G大阪が縦に早い攻撃を繰り出し、ロングボールに反応したFWパトリックが裏へ抜け出したなか、神戸はDF菊池流帆が身体を投げ出すタックルで対応し、見事なブロックでシュートを阻止したかに思われた。

 その直後、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)がチェックし、主審のオンフィールドレビューを経て、池内明彦主審はパトリックの抜け出しを阻止した菊池のファウルと判定。さらに菊池のプレーが「Denying an Obvious Goal-Scoring Opportunity」(DOGSO/通称ドグソ/決定的な得点機会の阻止)となり、レッドカードで一発退場処分となった。

 前半の内に数的優位となったG大阪が攻勢を強め、DF柳澤亘とDFクォン・ギョンウォンがそれぞれポスト直撃の惜しいシュートを放つもゴールは生まれないまま後半へ。一方の神戸は後半9分にFW大迫勇也を下げてMFアンドレス・イニエスタを投入し、MF井上潮音に代えてDF小林友希を送り込んだ。

 均衡が破れたのは後半36分だった。G大阪が右コーナーキックを獲得し、クロスは相手DFにクリアされるも、こぼれ球の流れから柳澤がエリア手前でシュート。これも相手に阻止されたが、こぼれ球にクォン・ギョンウォンが反応し、頭で押し込んでネットを揺らした。

 さらに後半アディショナルタイムにはMFウェリントン・シウバが華麗なドリブルから右足を振り抜いて追加点。そのまま2-0と勝利したG大阪は未勝利を5試合でストップし、6戦ぶりに今季3勝目を挙げた。一方の神戸はこれで今季4分7敗と11戦未勝利で、直近4連敗と泥沼から脱せずにいる。

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