アルゼンチン代表新監督就任のバウサ氏、初仕事は代表引退宣言のメッシ説得と明言

新指揮官「バルセロナに旅立つ。レオと話す」

 6月のコパ・アメリカ・センテナリオ(南米選手権)決勝での敗戦後、大混乱に陥っていたアルゼンチンサッカー協会(AFA)だが、空位になっていた代表監督の座がエドガルド・バウサ氏に決まったと発表した。米テレビ局「FOX SPORTS」に出演した同氏は最初のタスクとして、FWリオネル・メッシの代表引退撤回に意欲を見せている。

 コパ・アメリカ・センテナリオ決勝チリ戦でのPK戦敗退直後、メッシは14年ブラジルワールドカップ、15年コパアメリカチリ大会に続く決勝戦の黒星という悲運とAFAの腐敗に加え、度重なる運営の失態に心が折れ、ピッチ上で号泣。代表引退を明言した。またヘラルド・マルティーノ前監督も辞任を表明し、エースと指揮官がチームを去る緊急事態となった。

 新監督候補にはアトレチコ・マドリードの闘将ディエゴ・シメオネ氏、ラツィオの指揮官を2日で辞任した「エル・ロコ(変人)」の異名を持つ戦略家マルセロ・ビエルサ氏の名が挙がった。ディエゴ・マラドーナ元監督が「ギャラがタダでもやっていい」と立候補するなど空座となったアルゼンチン代表のポストは注目を集めたが、AFAはバウサ氏の招へいを決めた。ブラジル名門サンパウロの指揮官を務める同氏だが、かつて2度のコパ・リベルタドーレス制覇に導いた実績を持っている。

 58歳の指揮官にとって最初のミッションはメッシ代表引退を撤回させることだ。サンパウロの監督を辞任した数時間後に同局のインタビューに答えたバウサ氏は以下のように語っている。

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング