元レンジャーズのアラン・ハットン氏が古橋を「いい状態にある」と分析

　スコットランド1部セルティックは、5月1日のスコティッシュ・プレミアシップのセカンドステージ第2節で2位レンジャーズと対戦する。レンジャーズOBは、前節で先発復帰した日本代表FW古橋亨梧を警戒している。英メディア「Football Insider」が伝えた。

　ハムストリングスの負傷で離脱していた古橋は昨年12月26日のセント・ジョンストン戦（3-1）以来となる先発出場を果たすと、別格の存在感を示す。前半12分、MFジョタが右サイドで相手を翻弄し、ゴール前に絶妙なクロスを供給。相手に囲まれながらも古橋が高い打点のヘディングシュートを放ち、見事な先制ゴールを叩き込んだ。

　後半42分にジョタが追加点を奪い、2-0で勝利したセルティック。リーグ戦で1～6位の上位グループが勝ち点持ち越しで1回総当たり戦（全5試合）を行い、最終順位を決定するレギュレーションのセカンドステージでは、5月1日の第2節で2位レンジャーズと対戦し、勝利すれば優勝に王手をかける。

　元レンジャーズで、イングランド1部トッテナムやアストン・ビラでもプレーした元スコットランド代表DFアラン・ハットン氏は、先発復帰した古橋の動きを「信じられない」として称えている。

「得点のシーンではクレバーな走りを見せ、2人の大きなDFの間でゴールを奪った。彼は笑顔でプレーしている。いつも幸せそうで、自分のすべてを出し尽くそうとしている。長く欠場していたが、彼にとってはスイッチを入れて、自分のキャラクターを示すだけだ。ゴールを決めて、いい状態にある。完全にフィットし、オールドファーム（セルティック対レンジャーズ戦）に向けたいい準備ができている」

　宿敵レンジャーズとの一戦でも、古橋のゴールが飛び出すのか。大きな注目が集まる。