２戦合計スコアで逆転されたなか、後半35分にロドリゴの貴重なゴールをお膳立て

　スペイン1部レアル・マドリードは、現地時間4月12日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ（CL）準々決勝第2戦で昨季王者チェルシーを延長戦の末に2戦合計スコア5-4で退け、ベスト4に駒を進めた。「10番」を背負う36歳MFルカ・モドリッチの絶妙アシストに、海外メディアも舌を巻いている。

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　アウェーでの第1戦を3-1で勝利し、優勢に立っていたレアルだが、ホームでの第2戦は苦戦を強いられる。前半15分に先制を許すと、後半6分にはDFアントニオ・リュディガー、同30分にはFWティモ・ヴェルナーとドイツ代表コンビに得点を決められ、、2戦合計スコアでも3-4と逆転されてしまった。

　しかし、レアルも交代出場したFWロドリゴが後半35分に1点を返し、2戦合計スコアで4-4のイーブンとする。このゴールを演出したのがクロアチア代表MFモドリッチだった。右足アウトサイドで前線へ供給されたシュート回転の浮き球のボールは、落下して走り込んだロドリゴの足元へ。ドンピシャの右足ダイレクトボレー弾を引き出した。

　試合は延長戦へ突入し、最後はエースのFWカリム・ベンゼマが決勝ゴールを決め、2計合計スコア5-4で準決勝進出を果たした。

　イタリアスポーツ専門メディア「Fanpage.it」は、「モドリッチのアシストは未来から来た：彼は存在しなかったスペースを見た」と見出しを打ち、「タイミング、シュートの強さと弾道、ロドリゴの姿勢、足の位置の選択、純粋にすべてが完璧。まさにお手本」と称賛。スペイン紙「マルカ」は「クレイジーなアシスト」、スペイン紙「AS」も「美術館に飾ろう」と、精度の高さに舌を巻いていた。