“FIFA最優秀ゴール賞”FWが衝撃の転身! プロゲーマーとして世界一を目指す

昨年のプスカシュ賞の受賞者ウェンデル・リラが、27歳でスパイクを脱ぐ

 昨年のFIFA年間最優秀ゴール賞に当たる「プスカシュ賞」を受賞したブラジルリーグ、ゴイアネシアのFWウェンデル・リラが28日に現役引退を発表したが、その衝撃的な理由が話題となっている。ブラジルメディア「グローボエスポルテ」が報じている。

 現在27歳のストライカーは、2015年3月11日のカンピオナート・ゴイアーノでのアトレチコ・ゴイアニエンセ戦で背後からのループパスに走り込み、体をひねりながらオーバーヘッドシュートを決める離れ技を成功。バルセロナFWリオネル・メッシが国王杯決勝アスレチック・ビルバオ戦で見せた、右サイドからドリブルで4人を抜きながら左足で決めたゴラッソを凌ぎ、年間最優秀ゴール賞に輝いていた。

 だが、栄光の一撃を決めた翌年に、リラはスパイクを脱ぐことを決意した。その理由を、次のように話している。

「僕の人生には二つの夢がある。一つは可能な夢で、もう一つはほとんど実現不可能な夢だ。選手として成功すること。ブラジルのフットボールの世界では、プロになることは困難なことだ。ブラジルの選手の95%は問題に直面している。フットボールの世界で15年間生きてきた。いい時も悪い時もあった。忘れられない瞬間もあった。ビッグスターとプレーすることもできた。フットボールの世界で達成することが喜びだったんだ。そして、ゲーマーになることも夢だった。それで生計を立てるのが夢だったんだ」

 

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