「一流ではない」 スペイン紙がW杯で対戦の森保ジャパン“戦力”を分析「久保は監督の好みから後れ」
カタールW杯でスペインは日本、ドイツ、大陸間プレーオフ勝者と同居
カタール・ワールドカップ(W杯)の組み合わせ抽選会が4月1日にカタールのドーハで行われ、森保一監督の率いる日本代表は、ドイツ代表、スペイン代表、そして、コスタリカ代表とニュージーランドの大陸間プレーオフの勝者と同じ、グループEに入った。組み合わせ決定後、各国で対戦相手の情報が報じられているが、スペイン紙「AS」は日本の長所と短所を分析している。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
日本とスペインは、過去に一度しか国際Aマッチで対戦をしていない。FIFAランクでは日本の23位に対し、スペインは7位、ドイツは12位と格上となっている。世界的にはスペインとドイツが、このグループの明確な2強と見なされている。
スペイン紙「AS」は、西野朗監督が率いた2018年のロシアW杯における日本の戦いぶりを振り返るとともに、当時アシスタントコーチだった森保一監督のキャリアを紹介。Jリーグでサンフレッチェ広島を率いて3度の優勝に輝いたことや東京五輪でも指揮を執っていたことを伝えている。さらに、今回のW杯アジア最終予選では、最初の3試合で2敗を喫しながらも、6連勝を収めて、無事にカタールW杯の出場権を得たことも報じた。
そのうえで、インサイドハーフをMF田中碧とMF守田英正が務めていることについて、「柴崎岳や原口元気ほどのネームバリューはないが、チームが好成績を収めるなかで活躍した」と言及。さらに「しかし、彼らの最大の強みは、ウイングだ。リバプールの南野拓実が最も知られている選手だが、予選で最も貢献したのは、ベルギーのヘンクに所属する伊東純也で、ゴールにかかわる素晴らしい能力を持っている。久保建英は、監督の好みからは完全に後れを取っている」と、チーム内の序列についても触れている。
また、日本の良さについて「強度が高く、テクニック面でも秀でて、ダイナミックなチーム」と評しつつ、「GKの前での守備、フィニッシュの両方の局面では弱さがある」と、両方のゴール前での弱さを指摘。また、森保監督が1トップで起用したFW大迫勇也とFW浅野拓磨について、「いずれも一流のストライカーではない」と、格付けしている。
カタールの地で、初の8強進出を目指す森保ジャパンだが、本大会までにどれだけチーム力を高めることができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)