アルコール依存症に陥った6人のフットボーラー 誘惑に溺れた転落人生をスペイン紙が紹介

ガスコインの変わり果てた姿が英紙に…

 4人目として紹介されているのは、先日酒におぼれる姿を英メディアに激写された元イングランド代表MFポール・ガスコインだ。「ガッザ」の愛称で親しまれたゲームメーカーは、現役途中からアルコールによるトラブルを起こしていたが、今月に入ってガウン一丁のくわえタバコ姿で酒を購入しようとし、タクシーの座席から足を踏み出して降りようとした際に、ガウンがずれ落ち下半身が丸出しになるという醜態をさらした。

サッカーの王様ペレと同時代を生き、同等の才能を持ったレジェンドは、酒が原因で命を落とした。元ブラジル代表FWガリンシャは、セレソンを2度のワールドカップ優勝に導きながらも、感情の不安定さを隠すために大量の飲酒を繰り返していた。その結果、49歳の若さにして肝硬変を引き起こし、帰らぬ人となった。

6人目は南米出身の名ドリブラー、元アルゼンチン代表MFアリエル・オルテガ。セリエAのサンプドリア時代に夜の世界を知ってしまい、現役時代からアルコール依存症に苦しんだ。

かつての名手たちが苦しんだアルコールの誘惑と後遺症。彼らが歩んだ転落への道は、各国の若きスター候補たちが他山の石とすべきものだろう

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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