森保ジャパン、「存在感ゼロ」の“最低点”は? 英記者がベトナム戦スタメン11人を採点
最終予選ラストマッチでベトナムに1-1ドロー、GK起用法に疑問「なぜ?」
森保一監督率いる日本代表は、3月29日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第10節ベトナム戦で1-1の引き分けに終わった。かつてアジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、W杯を6大会連続で取材した英国人記者のマイケル・チャーチ氏が日本の先発メンバーを採点。前節からメンバーを大幅に入れ替えたなか、不発に終わった新鋭アタッカーに「存在感ゼロ。クオリティーもなし」と単独最低点を与えている。
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カタールW杯アジア最終予選第10節ベトナム戦日本代表スタメン11人の採点(10点満点)
<GK>
■川島永嗣(ストラスブール) 5点
そもそもの疑問がある。なぜ川島は代表に選出されているのか? 代表で長らくプレーしていたGKの実力については分かっていたはず。なぜ、谷晃生(湘南ベルマーレ)やシュミット・ダニエル(シント=トロイデン)に経験を積ませなかったのか? しかも、痛恨のミスで失点。
<DF>
■山根視来(川崎フロンターレ) 5点
ベトナムの攻撃が乏しいなか、山根には攻撃参加のスペースと時間があった。ファイナルサードでの存在感を示すも決定機には絡めず。
■谷口彰悟(川崎フロンターレ) 5点
失点の場面以外、押し込まれる場面はなし。だが、先発の座への適性を示すことはできなかった。
■吉田麻也(サンプドリア) 6点
吉田らしい試合。ファーサイドにノーマークの相手に叩き込まれたベトナムのゴールの責任の一端を間違いなく背負うべきだが、得点で埋め合わせる。決勝弾のチャンスを逃したことも自問自答すべき。
■中山雄太(ズウォレ) 5点
長友の代わりに与えられたチャンスで、攻撃参加は見せたが、クロスは失望の一言。三笘が作った山のような好機をフイにした。
マイケル・チャーチ
アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。